今回は「瓦解」「菴羅」「蕃瓜樹」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「瓦解」
「瓦解」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「かわらかい」ですが、もちろん間違いです。
日常ではあまり耳にしない言葉ですね。
でも、もしかしたら小説などで見たことがあるかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「瓦解」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 一部の崩れから全体が崩れていくこと
- 「ひとりの勝手な行動から組織が瓦解していった」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「瓦解」の読み方!正解は!?
正解は「がかい」です!
「瓦解(がかい)」とは「一部の崩れや乱れが広がって組織全体が壊れていくこと」
瓦屋根は、一枚が落ちると他の瓦も全て崩れていくことに由来した言葉ですね。
以下は、瓦解を使った例文になります。
- 社長が退任して以来、会社は瓦解寸前だ
- 現政権の瓦解はもはや時間の問題だろう
- 瓦解した組織を立て直す秘策はないのだろうか
また、瓦解の類義語としては「崩落(ほうらく)」「決裂(けつれつ)」「崩壊(ほうかい)」「破綻(はたん)」などがあります。
2問目はこの漢字!「菴羅」
「菴羅」の読み方をご存じでしょうか?
「菴」は「いおり」という字。「羅」は「ら」や「あみ」と読むことができますが…
もちろん「いおりあみ」や「いおりら」ではありませんよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「菴羅」の読み方のヒントはこちら!
- カタカナで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 最後の一文字は長音記号の「ー」です。
- ひらがな3文字で読んでも正解です。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「菴羅」の読み方!正解は!?
正解は「マンゴー」または「あんら」です!
南国フルーツの代表格である「菴羅(マンゴー)」は、和名で「菴羅(あんら)」とも呼ばれています。
マンゴーはウルシ科マンゴー属の果樹で、栽培が始まったのは紀元前のインドとのこと。想像以上に昔から栽培されていたんですね。
ヒンズー教では、マンゴーは神の化身とされていたそうです。
そのまま食べてもジュースやプリンにしてもとても美味しいマンゴーは、風邪の予防や疲労回復にも効果的だそうですよ。
最後はこの漢字!「蕃瓜樹」
「蕃瓜樹」の読み方をご存じでしょうか?
「ばんかじゅ」と読むこともできますが、それ以外でお答えくださいね。
みんなよく知っている、南国産の果物の名前ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「蕃瓜樹」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 通常はカタカナで書きます
- 熟すとオレンジ色の果肉で小さな種が詰まっています
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「蕃瓜樹」の読み方!正解は!?
正解は「パパイヤ」または「パパイア」です!
「蕃瓜樹(パパイヤ)」とは、パパイヤ科の常緑高木、またはその果実のこと。
「ばんかじゅ」という読み方はパパイヤの別名になります。
パパイヤの原産地は南米で、16世紀の初めにスペインの探検家が発見して世界に広まりました。
18世紀に日本へ入って来てからは沖縄や鹿児島などでも栽培されています。
実が熟すとオレンジ色になって甘みが出てきますが、熟す前の青パパイヤも炒め物やサラダなどに使われます。
熟したパパイヤにはビタミンCやミネラル、リコピンが豊富に含まれ、青パパイヤには消化酵素であるパパインが含まれているので、胃もたれ解消に効果的です。