今回の難読漢字は「弩」「凍雲」「青花魚」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「弩」
「奴」の下に「弓」と書く、「弩」という漢字があります。
古来に使われていた道具の1つですが、読める人は少ないのではないでしょうか?
ただ、ウルトラジャンプに掲載されアニメ化もされた人気漫画『天上天下』を読んでいる人は読めるかもしれません。
「弩」という名前の一族が登場するからです。
一体何と読むのでしょうか?
「弩」の読み方のヒントとは・・・?
それではヒントです!
「弩」とは東南アジア、特に中国で古代から近世にかけて使われていた武器の1つです。
そう言われてみれば、文字の中に「弓」がありますね!
そうなんです、「弩」は弓の1種なんです。
ただし日本の一般的な「弓」とは違う、強力な武器なんです。
読み方はひらがなで「〇〇ゆみ」の4文字です!
考えてみてください。
「弩」の読み方の答えは・・・
正解は、「いしゆみ」でした!
「弩」は、クロスボウに似た仕組みの武器です。
木などの弾力を利用して石を弾く仕組みです。
平安時代の辞書である『和名類聚抄』にも登場することから、日本にも伝わっていたことが分かります。
仕組みは現代の「クロスボウ」の原型とも言われていて、東南アジアでは「弩」がクロスボウを表す漢字としてつかわれているそうです!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
2問目はこの漢字!「凍雲」
「凍雲」
これ、何と読むかわかりますか?
いかにも寒そうな見た目のこの漢字。
正しく読めるでしょうか。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「凍雲」読み方のヒント!
「凍雲」は、見慣れないだけで読み方はとってもカンタンなんです。
素直に読んだら正解かも。
ただし「こおりぐも」ではないですよ!
さて、あなたは何と読みましたか?
「凍雲」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「とううん」
です!
「凍雲」は、
「雪が降りそうなほど凍てついた雲」という意味の言葉です!
「冷凍」「解凍」などに使われる「凍」と、
「雲海」「筋斗雲」などで使われる「雲」が合わさって
「凍雲(とううん)」なので、とてもわかりやすいですよね!
ちなみに凍雲は、俳句などでも使われる言葉です。
当然冬の季語で、冬の始めや終わりではなく、真冬の凍える寒さを表しています。
俳句で使う際は「とううん」のほか
「いてぐも」と読ませる場合もあるので注意しましょう!
ほかに冬の雲にまつわる季語には
「冬雲」や「寒雲(かんうん)」などがあります。
ほぼ同じ意味合いではありますが、
なんとなく描かれる情景が異なるのが日本語の面白いところですね!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後はこの漢字!「青花魚」
「青花魚」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま3文字を音読みにしたら「せいかぎょ」ですが、残念ながら間違いです。
魚という字が使われているので、魚の名前には違いないようですが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「青花魚」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
- 日本人なら大抵知ってるあの青魚…
- 高知県土佐清水市が産地として有名です
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「青花魚」の読み方!正解は!?
正解は「サバ」です!
「青花魚(サバ)」はサバ科サバ属に分類される魚の総称で、代表的な日本の青魚です。
一般的には「鯖(サバ)」と表記することがほとんどなので、「青花魚」と書いてサバと読むのは、ちょっと想像力が必要だったかも。
青花魚には体内で合成することのできない必須アミノ酸が豊富に含まれ、良質のたんぱく質が筋肉や内臓、髪の毛などを作ってくれます。
また、魚油に豊富に含まれるEPAと呼ばれる脂肪酸には、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす効果も期待できますよ。