今回は「配」「逆く」「流罪」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「配」
「配」という漢字は、難しい漢字ではありませんよね。
小学校3年生で習う漢字なんですよ。
一文字で読むなら「はい」しかないと思いますが・・・
実は、別の読み方があるんです。
何と読むのか?
さっそく見ていきましょう!
「配」の読み方のヒントは・・・?
それでは改めて、「配」の漢字の意味を調べていきましょう。
- くばる・割り当てる・分ける・・・(例)配分・分配など
- 並べる・並ぶ・・・(例)配膳・配付など
- 従える・・・(例)支配など
- 島流しにする・・・(例)配流など
- そわせる・夫婦にする・夫婦になる・・・(例)配偶者など
「配」と言えば「配る(くばる)」という意味で使われることが多いですが、さまざまな意味があるんですね。
そして意外なのが⑤の「添わせる・夫婦にする・夫婦になる」という意味です!
この意味こそが「配」の読み方のヒントですが・・・
分かりましたか?
「配」の読み方の答えは・・・
正解は、「つれあい」でした!
「配(つれあい)」とは、配偶者のことです。
夫婦間でお互いの事を第三者に話す際などに「うちの配(つれあい)が・・・」などと使います。
よい配偶者の事を呼ぶ「佳配(かはい)」という言葉もあるんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「逆く」
「逆く」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(ぎゃく)ではないのです!
さあ、なんと読むでしょう?
「逆く」読み方のヒントは?
ヒントは全体で4文字、「〇〇〇く」となります。
動作というよりは感情や気分などを表す動詞で、日常的によく使われてい言葉です。
何か思い当たるものはあるでしょうか?
「逆く」読み方のもうひとつのヒントは?
最初の一文字目は「む」です。
非常によく使われている言葉ですが、ひとつは感情的な意味、もうひとつは体調的な意味の大きくふたつあります。
特に感情的なほうは若者のほうがよく使う印象がありますね。
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?
「逆く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「むかつく」
です!
「逆く(むかつく)」とは、胸のあたりがむかむかするという意味で、腹が立ったり嫌悪感を覚えたりという感情的な場合と、吐き気がするといった体調的に不快な場合に使われます。
感情的な意味での使用は、若者言葉というか口語的な表現であるため、書き言葉としての使用はあまり適切ではないかもしれません。
体調的な意味だと、実は平安時代後期から使われているそうで、意外と長い歴史のある言葉なんですね。
歴史ある言葉といえども、その言葉が持つ印象は時代によって変わってきていますので、TPOに合わせて使うよう心がけるとよいですね。
最後はこの漢字!「流罪」
「流罪」と書いて、なんと読むか分かりますか?
罪自体が流れてしまうのではなく、追放されてしまう刑のことです!
島流しなんて聞いたことがありませんか?
さて、「流罪」と書いてなんと読むでしょうか?
「流罪」読み方のヒントは?
「流罪」とは、罪人を辺境や島に送る追放刑です。
島流しともいわれ、死刑よりも辛い罰則だったといわれています。
よく間違いやすい読み方は「流刑」(りゅうけい)で、「愛の流刑地」なんて小説が昔は流行りました。
誰も住んでいないような僻地にひとりだけ送られて、たったひとりで生きて行かなくてはいけない、とても重い刑罰だったのです。
しかし流罪は(りゅうざい)とは読みません。
さて、流れる罪と書いて「流罪」の読み方はわかりましたか?
「流罪」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「流罪」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「るざい」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。