今日の難解漢字は
「招聘」
「瀦」
「英」
「花薄荷」
「猪口齢糖」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「招聘」です!
「招聘」の読み方をご存じでしょうか?
「しょうぱい」と読んでしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違い。
「聘」と「牌(ぱい)」は確かにちょっと似ていますが、並べてみると違いますよね。
漢字検定1級レベルの超難読問題です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「招聘」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 礼をつくして人を招くことをいいます
- 「美術館に有名アーティストを招聘した」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「招聘」の読み方!正解は!?
正解は「しょうへい」です!
「招聘(しょうへい)」の意味はヒントで示したように「礼をつくして人を招くこと」ですが、同じような意味を持つ「招待」とは若干使い方が異なります。
「招待」は人を招くことをいい、ビジネスでも日常でも使う言葉です。
そして、招く相手は目上、目下、対等を問わず、どんな人にも使うことができます。
一方「招聘」は、自分よりも目下の人を招く場合に使う言葉です。
目上の人を招く場合は「招待する」「お招きする」などと言うようにしましょう。
目上の人を招くときに「招聘」を使わないように、くれぐれも注意してくださいね。
2つ目の漢字は「瀦」です!
渚(なぎさ)のような、猪(いのしし)や豚(ぶた)のような・・・
「瀦」は何と読む漢字なのでしょうか。
獣っぽい感じに見えますが、「さんずい」だから水に関係しているのか・・・?
さっそく考えていきましょう。
「瀦」の読み方のヒントとは・・・?
それではヒントです!
「瀦」には、何かを「ためる」「たまる」という意味があります。
「さんずい」だから、何がたまるのか考えたら答えが分かるはずです!
さらにヒント!
読み方は、ひらがなで「〇〇〇〇〇」の5文字です。
「瀦」の読み方の答えは・・・
正解は、「みずたまり」でした!
「瀦(みずたまり)」はその名の通り、「水がたまっている場所」だから「みずたまり」です。
普段私たちが「みずたまり」と書く時は「水たまり」が一般的ですよね。
1文字で表すことができる漢字があるなんて、驚きです!
何を隠そうこの漢字、漢字検定準1級レベルなんです。
「みずたまり」の他に、「沼」「貯水池」「ため池」という意味があります。
訓読みでは、「瀦(た)める」「瀦(た)まる」といった使い方をします。
せっかくここまで読み進めてくださった皆さんは、ぜひ書けるように練習してみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「英」です!
今回は、難読漢字を使った「苗字」について出題します!
「英」という漢字は、「えい」としか読めないという人が大部分ではないでしょうか?
人名になると、「英和(ひでかず)」や「英美(ひでみ)」など「ひで」とも読ませますが、1文字で苗字となると難しいですよね・・・
珍しい苗字、「英」の読み方を探っていきましょう!
「英」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです!
江戸時代、風景画や花鳥画の有名絵師だった英一蝶という人がいました。
その一派のことを「英(〇〇〇〇)派」と呼んだので、浮世絵が好きな方は読めるかもしれません!
読み方はひらがなで4文字で、「〇〇ぶさ」です。
もう、分かりましたか?
「英」の読み方の答えは・・・
正解は、「はなぶさ」でした!
「英」という漢字は「優れている」という意味がありますが、実はもともとは「美しい花」という意味も持っているんです。
そこから、房のように咲く花を示す「はなぶさ」という意味が当てられるようになったのです。
「英(はなぶさ)さん」なんて苗字、とっても素敵ですね!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
4つ目の漢字は「花薄荷」です!
「花薄荷」の読み方をご存じでしょうか?
「ハナハッカ」とも読めますが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
「ハナハッカ」よりも、もう一つの呼び名の方が馴染みがあるという方が多いかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「花薄荷」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「ハリーポッター」で魔法薬の材料として登場します
- 赤紫色の美しい花を咲かせます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「花薄荷」の読み方!正解は!?
正解は「オレガノ」です!
「花薄荷(オレガノ)」は和名を「ハナハッカ」といい、料理によく使われるハーブの一種。
茎の先端には薄い赤紫色の小さな花を球状に美しく咲かせます。
乾燥しても花の色が残るため、ドライフラワーとしても人気がありますよ。
オレガノは古くから、料理だけでなく香料や鎮痛剤、芳香剤などとして使われてきました。
現代においても、風邪や胃の不調などに使われています。
5つ目の漢字は「猪口齢糖」です!
「猪口齢糖」を何と読みますか?
「いのくちれいとう」ではありません。
きっと、あなたも好きなものです。
「猪口齢糖」の読み方のヒントは?
1.「猪口齢糖」をひらがなにすると「〇ょ〇〇ー〇」になります。
2.「猪口齢糖」をフィンランド語にすると「suklaa」、インドネシア語では「cokelat」になります。
3.日本に「猪口齢糖」が登場したのは18世紀です。
正解は…
正解は「チョコレート」でした!
チョコレートのルーツは、紀元前のメキシコに伝わっていたカカオをすりつぶしたドロドロの飲み物です。
権力者だけに許された貴重なドリンクとされていましたが、固形になったのが1847年、固形にミルクを加えてまろやかで甘いチョコレートという菓子になったのが1876年とされています。
日本に「猪口齢糖」が伝わったのは江戸時代、明治11年(1878年)に国産の「猪口齢糖」が誕生しました。
その後、大正時代を経て昭和時代に大衆化しました。
「猪口齢糖」以外の漢字表記は?
「猪口齢糖」は「チョコレート」ですが、他にもたくさんの漢字表記があります。
貯古齢糖・猪口令糖・査古律・千代古令糖・知古棘
全部「チョコレート」と読みます!
ちなみに、血汚齢糖と書かれた時代もありますが、これは「牛の血を固めて作ったもの」という誤解によります。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!