今回は「心悲しい」「飽食」「煩雑」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「心悲しい」
「心悲しい」って何て読むか分かりますか?
(こころかなしい)ではありません!
意味は、心が悲しいと感じている様子を表すのですが……
「心」を何と読むのかを考えてみましょう。
(こころ)も(しん)も違います!
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「心悲しい」の読み方のヒントは?
「心」の対義語は「面」です。
「面」は(おもて)と読みます。
現在でも、「面長」(おもなが)などの漢字で使用したり、
「面を上げる」(おもてをあげる)は「顔を上げる」という意味で使ったりする漢字です。
つまり「おもて」の反対語を考えると正解が見えてきます!
何と読むか分かりましたか?
「心悲しい」の読み方、正解は……
正解は……
「うらがなしい」
です!
心(うら)の中で抱いた感情が、表情(面:おもて)に出ることを表現しています。
「うらやむ」も「心(うら)」が「病(や)む」ことを意味する言葉です。
病気になってしまうほど、心(うら)を表現せずに気持ちを溜め込んでしまうと、いずれ「恨む」(うらむ)ようになってしまいます。
「恨む」も「心」(うら)が語源なのです。
心が病気になって辛く、苦しい思いをしないためには、心で感じたことを感じたまま素直に表現することが大切なのかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
2問目はこの漢字!「飽食」
「飽食」と書いて、なんと読むか分かりますか?
今の時代は「飽食」といわれていますが、まさにその通りで、
何でも好きな時に好きな物を、好きなだけ食べられる時代といわれています。
食糧不足なんて想像もつかない人がほとんどでしょう。
さて、「飽食」と書いてなんと読むでしょうか?
「飽食」読み方のヒントは?
「飽食」とは、おなかいっぱい食べられる事、飽きるほど食べられることです。
「今日は何を食べようかな・・・」なんてのは、自由に好きな物を選べるから言えるものであって、食料が不足していると選ぶ自由もなくなってしまいかすからね。
ただ、好きな物を好きなだけ食べられるということは、嫌いな物は避けてしまうというデメリットもあります。
好き嫌いの増加や、栄養の偏りなど好きなように食べていると、あとで体にツケが回ってくることもあります。
「飽食」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「飽食」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ほうしょく」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「煩雑」
「煩雑」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「煩」は「煩わしい」(わずらわしい)、それと「雑」(ざつ)です。
煩わしいというイメージで合っています。
さて「煩雑」と書いて、なんと読むでしょうか?
「煩雑」読み方のヒントは?
「煩雑」とは、面倒なまでにこみいっていること、込み入って煩わしいことです。
どちらにしても煩わしい事には変わりないことです。
「雑」という漢字が入ると、適当というイメージですが、自分が雑なのではなく事柄が雑なのです。
スムーズに進むようなことでも、煩雑な手続きが必要となればゲンナリしてしまいます。
煩雑な手続きさえ、簡単にできるようになれば世の中はもっとスムーズに生きて行けるような気もしますね。
また、まだ整っておらず何かと不便な事柄に対しても「煩雑になる」といいます。
込み入ってて煩わしい事はみんな嫌いなので、世の中に広まりにくいです。
「煩雑」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「煩雑」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「はんざつ」
です!
何でも単純明快になれば、頭で考えることが無くなるのかも!?
ぜひ、覚えておきましょう。