今回のお題は「雨後」「揺蕩う」「呉呉」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「雨後」
「雨後」の読み方をご存じでしょうか?
「雨(あめ)」と「後(あと)」で「あめあと」と読むのは間違いですよ。
ことわざにも使われている、とても情緒のある表現になります。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「雨後」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 雨の後という意味
- 「雨後の筍」ということわざがあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「雨後」の読み方!正解は!?
正解は「うご」です!
「雨後(うご)」とは、「雨の後」「雨がやんだ後」「雨上がり」という意味を持つ言葉。
単に「雨の後」というより、雨上がりの情景が浮かぶようなとても日本語的な情緒のある表現ですね。
「雨後の筍(たけのこ)」ということわざは、雨上がりに筍が次々と生えてくることから、「同じような物事が次々と起きる」というたとえ。
「雨上がりの筍のように成長が早い」という意味に間違えている方も多いので、要注意です。
2問目はこの漢字!「揺蕩う」
「揺蕩う」の読み方をご存じでしょうか?
「揺蕩」は「ようとう」と読むことができますが、「揺蕩う」と送り仮名をつけると違った読み方になります。
日常で使う言葉ではないためちょっと難しいですが、小説などで時おり出てくる表現です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「揺蕩う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇う」の4文字です
- ゆらゆらと揺れ動くこと
- 「波間に揺蕩う小舟」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「揺蕩う」の読み方!正解は!?
正解は「たゆたう」です!
古典では「たゆとう」と読むこともあります。
「揺蕩う(たゆたう)」とは、ものや心がゆらゆらと揺れ動くさまを表す言葉で「猶予う」と書く場合も。
「揺」という字には「揺れ動く」という意味があり、「蕩」も「揺れ動く」「ゆらぐ」という意味。
「揺蕩う」は、同じ意味をもつ漢字をふたつ重ねて、より意味合いを強調した言葉だといえます。
最後はこの漢字!「呉呉」
「呉呉」の読み方をご存じでしょうか?
「呉」は「ご」とも読めますが「ごご」と読むのは間違いです。
「こんな言葉あるの?」と思うかもしれませんね。
しかし意外なことに、日常的に使う言葉なのです。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「呉呉」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 念を押すときに使う言葉
- 呉呉も忘れ物のないようにお願いします
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「呉呉」の読み方!正解は!?
正解は「くれぐれ」です!
「呉呉(くれぐれ)」とは念を押すときに使う言葉で、「呉呉もご注意ください」「呉呉も遅刻のないように」などの言い方はよく耳にします。
しかし一般にひらがなで書くため、漢字の表記はほとんどの方が知らなかったのではないでしょうか。
日常で使う言葉なのに、漢字にすると途端に難しくなる言葉の一例だといえます。
他に「呉」を「くれ」と読む例としては、広島県の「呉市(くれし)」が有名ですね。