今回の難読漢字は「指猿」「緊緊」「哥倫比亜」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「指猿」
「指猿」の読み方をご存じでしょうか?
「指(ゆび)」と「猿(さる)」で「ゆびざる」と読んでも間違いではありませんが、今回はもう一つの読み方を正解とします。
文字から推測できる通り、生き物の名前です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「指猿」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 通常はカタカナで表記します
- 童謡にもなっている、ある動物の名前
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「指猿」の読み方!正解は!?
正解は「アイアイ」です!
「指猿(アイアイ)」とは、東アフリカのマダガスカル島に生息する猿の一種で、体長は40cm程度。
英語表記は「aye-aye」になります。
「アイアイ、アイアイ、お猿さんだよ」という童謡を耳にしたことがある方は多いでしょう。
童謡ではとてもかわいい雰囲気で歌われているアイアイなのですが、その姿はどちらかというと怖いイメージ。
なんと、マダガスカル島では「悪魔の化身」と呼ばれているのです。
歌のイメージを信じて可愛い動物だと思っていた皆さん、ちょっとショックですよね。
2問目はこの漢字!「緊緊」
「緊緊」の読み方をご存じでしょうか?
「緊」は「緊張(きんちょう)」の「きん」ですが、「きんきん」ではありません。
しかし、意味的には「緊張」に近いものがあるかも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「緊緊」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- いわゆる「オノマトペ」の一種です
- 強く切実に感じる場合に使う言葉
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「緊緊」の読み方!正解は!?
正解は「ひしひし」です!
「緊緊(ひしひし)」とは、強く切実に感じたり、心身に迫ってくる場合に使われる表現でオノマトペの一種になります。
オノマトペとは、動物の鳴き声や音、物事の状態などを人間の声で表した言葉。
たとえば、「コンコン」「キラキラ」「しみじみ」「ワンワン」など、日本語には多くのオノマトペが存在します。
「緊」という字は、「堅い」と「糸」が一つになって、糸をきつく巻き付けたようすから、差し迫った厳しい状態を表しています。
最後はこの漢字!「哥倫比亜」
「哥倫比亜」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「かりんひあ」ですが、もちろん間違いです。
当て字のひとつなので、知らないとなかなか読むのは難しいかも…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「哥倫比亜」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 通常はカタカナで書きます
- 南アメリカにある国の名前
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「哥倫比亜」の読み方!正解は!?
正解は「コロンビア」です!
「哥倫比亜(コロンビア)」は南アメリカの北端に位置し、コーヒー栽培が盛んなことで有名な国。
元はスペインの植民地だったのですが、1819年に国家として独立しました。
アメリカ大陸を発見した「クリストファー・コロンブス」が「コロンビア」という国名の由来になっています。
冒頭でも紹介したように、コロンビアを「哥倫比亜」と書くのは当て字です。
漢字には「読み方」と「意味」があり、このふたつの用法を満たさないものを「当て字」といいます。