今回のお題は「嚥下」「真澄鏡」「困憊」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「嚥下」
「嚥下」の読み方をご存じでしょうか?
口編がついているので「こうか」と読んでしまったかもしれませんが、間違いです。
ただし「口に関係がある言葉」ですよ。
「嚥」自体が滅多に見ない漢字なので、かなりの難読だといえるでしょう。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「嚥下」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 医療や介護の現場でよく使われます
- 「嚥下障害」「嚥下機能」という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「嚥下」の読み方!正解は!?
正解は「えんげ」です!
「えんか」と読む場合もあります。
「嚥下(えんげ)」とは、食べ物を口に入れてから喉を通過して胃へ運ぶまでの一連の動作のことです。
医療や介護の現場ではしょっちゅう耳にする言葉ではないでしょうか。
嚥下機能が低下すると食べ物がうまく呑み込めなくなり、栄養状態の悪化を招くおそれがあります。
加齢によって嚥下機能は徐々に低下しますが、嚥下体操で筋力をキープすることで嚥下障害の予防に効果があるでしょう。
2問目はこの漢字!「真澄鏡」
「真澄鏡」の読み方をご存じでしょうか?
「真澄」は女性の名前によく使われる「ますみ」と読むことができるため、そのまま素直に読むと「ますみかがみ」ですが、残念ながら間違いです。
「真澄鏡」には3種の読み方があり、そのどれを答えても正解とします。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「真澄鏡」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと、5文字または6文字です
- 「鏡」はそのまま「かがみ」と読んでOK
- よく澄んだ鏡のこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「真澄鏡」の読み方!正解は!?
正解は「ますかがみ」「まそかがみ」「まそみかがみ」です!
「十寸鏡」を「ますかがみ」、「真十鏡」を「まそかがみ」と読むこともできますよ。
「真澄鏡(ますかがみ/まそかがみ/まそみかがみ)」とは、非常によく済んだ曇りのない鏡のことです。
「真澄」は本来は「ますみ」と読みますが、音変化して「まそみ」や「まそ」と読まれます。
また、「真澄鏡」は「見る」「清し」「照る」などの枕詞としても使われます。
最後はこの漢字!「困憊」
「困憊」の読み方をご存じでしょうか?
「憊」は「準備」などの「備(び)」に似ていますが、「こんび」と読むのは間違いです。
よく見ると「備」の下に「心」が付いていますよね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「困憊」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 「困」は「こん」と読んでOKですよ
- 「疲労困憊」という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「困憊」の読み方!正解は!?
正解は「こんぱい」です!
「困憊(こんぱい)」とは「動けないほど疲れ果てている」という意味。
ヒントで紹介した「疲労困憊(ひろうこんぱい)」という言葉は多くの人が耳にしたことがあるはず。
「疲労」自体が「疲れる」という意味なので、同じ意味を持つ「困憊」と重ねることでより強調した言葉になります。
「疲労困憊」は「まさに精も根も尽き果てるほどに疲れ切った状態」ですね。
全く、見ているだけで疲れてくる言葉です…
そこまで疲れ果てる前に、しっかりと休養を取りましょう!