「寛厳」の読み方をご存じですか?
「寛」は「寛ぐ」などに使われる漢字で、「厳」は「厳しい」などに使われる漢字です。
いったい何と読むのでしょうか?
「寛厳」の読み方のヒントはこちら
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- ひらがなで書くと「かんげん」の4文字
- 音読みです
- 「寛大と厳格」という意味になります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「寛厳」の読み方、正解は・・・
正解は
「かんげん」
です!
「寛」という漢字は「心がひろい」「ゆるやか」という意味があり、「厳」という漢字は「きびしい」「おごそか」という意味があります。
逆の意味を持つ2つの漢字を合わせた「寛厳」は「寛大」と「厳格」つまり「ゆるやかなことときびしいこと」という意味になります。他の言い方だと「飴と鞭」に近い言葉ですね。
「寛厳よろしきを得る」
「寛厳」という言葉は、人の上に立つ立場から使われることが多いです。
特に有名なのは、パナソニックの創立者である松下幸之助氏が使った「寛厳よろしきを得る」という言葉です。
やさしさばかりでは、人は成長しない。厳しいだけでも、人は萎縮し本来の力を発揮することができない。まさに、寛厳よろしきを得ることができるよう心がけることが何よりも大事。
「よろしきを得る」というのは「釣り合いが取れている」という意味になります。このバランスを取ることが大事である、というこの発言は、経営者の間では有名な金言なのだそうです。
身近に接する人にも「寛厳よろしきを得る」という考え方は重要なのではないかと思います。是非読み方も意味も覚えておいてくださいね。