今回の難読漢字は「鼻下長」「遠北」「一揖」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鼻下長」
「鼻下長」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「はなしたなが」と読むのは間違いです。
「鼻の下が長い人」のことでしょうか。
もしかしたら、あなたの身近にもいるのでは…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鼻下長」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- 女性に甘くだらしない男性や、好色な男性のことをいいます
- 「彼は鼻下長なところが欠点よね」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鼻下長」の読み方!正解は!?
正解は「びかちょう」です!
女性に甘くてだらしない男性や、色香に迷い安い好色のことを「鼻の下が長い」などと表現しますが、それをそのまま熟語にした言葉が「鼻下長(びかちょう)」です。
鼻の下が間延びして、緊張感に欠ける顔のことも、鼻下長と呼んだりします。
言葉の響きだけ聞くと「美課長」「美花蝶」のように聞こえて優雅な雰囲気を受けますが、実際は全く違いますね。
2問目はこの漢字!「遠北」
苗字には難読なものも多くありますよね。
「勅使河原(てしがわら)」さんや「小比類巻(こひるいまき)」さんなどは、難しい苗字だと有名なあまり、読み方を覚えたという人も多いかもしれませんね。
ところがまだまだ日本には難読苗字が存在しているんです。
そんな難読苗字の1つが今日の問題です。
それは「遠北」さん!
「とおほく」でも「えんぽく」でもありませんよ。
何という苗字なのか、早速見ていきましょう!
「遠北」の読み方のヒントは・・・?
それではヒント!
「遠北」さんは、広島県や和歌山県に多い苗字です。
そして「遠い北から」という意味を持っている苗字です。
だったら「とおきた」でよさそうですが、違います。
はるか遠く、あっちの北の方から・・・という意味で「〇〇きた」と読みます。
あっちの北・・・分かりましたよね?
「遠北」の読み方の答えは・・・
正解は、「あちきた」さんでした!
「遠北(あちきた)」さんは2024年現在、日本で約80人ほど存在する苗字です。
日本で39581番目に多い苗字なんだとか。
広島県・和歌山県のほかに、東京や長野、富山にも少数ですが分布しているようですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
最後はこの漢字!「一揖」
「一揖」の読み方をご存じですか?
「揖」には「揖保川(いぼがわ)」という地名がありますが「いちい」と読んでしまうと間違いになります。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「一揖」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「いち○○」の4文字
- 音読みです
- 神社で見かけることがある言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「一揖」の読み方、正解は・・・
正解は
「いちゆう」
です!
「揖」には「ゆう」や「ゆず(る)」という読み方があり「会釈する」という意味があります。
「一揖」と「一」がつくと一度会釈をする、軽くおじぎする、というような意味になります。
「二礼二拍手一礼」と「一揖」
神社の参拝時には「二礼二拍手一礼」という作法があります。
(神社によっては「二拝二拍手一拝」とも呼びます)
こちらを丁寧にすると、前後に「一揖」が入り「一揖二礼二拍手一礼一揖」となります。
「礼」と「揖(会釈)」の違いは上体を傾ける角度と言われており、普通の礼は30度くらい、会釈は15度くらい傾けると言われています。
最初に礼をする前に一揖し、最後に一揖することでより丁寧になるということですね。
「一揖」の読み方と一緒に「一揖二礼二拍手一礼一揖」も覚えておいて、次神社に行った時思い出してみてくださいね。