今回の難読漢字は「疏ら」「磯蚯蚓」「莠」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「疏ら」
「疏ら」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見た印象から「ながら」と読んでしまった方もいらっしゃるかも知れません。
「流れる(ながれる)」という字はさんずい編ですが、「疏」はよく見ると疋編になっていますよ。
滅多に見かけない珍しい漢字ですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「疏ら」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇ら」の3文字です
- 「疎ら」と書いても同じ読み方になります
- ばらばらと点在する様子を表す言葉
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「疏ら」の読み方!正解は!?
正解は「まばら」です!
ヒントに示したように「疎ら」と表記する場合もあります。
「疏ら(まばら)」とは「ものが少なくて隙間が存在しているさま」や「順序だっておらず、ばらばらであるさま」を意味する言葉です。
以下は「疏ら」を用いた例文になります。
- 人通りが少なく、建物も疏らな街
- 異常気象のせいか作物の出来が疏らだった
また「疏ら」の類義語としては「散在」「点在」「ばらばら」などが挙げられます。
2問目はこの漢字!「磯蚯蚓」
「磯蚯蚓」の読み方をご存じでしょうか?
「いそみみず…」と読むのはもちろん間違いです。
でも、意味的には近いものがありますよ!
釣りによく行かれる方は、すぐにわかったかも…
漢字検定1級レベルの超難問です!
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「磯蚯蚓」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 釣りの餌に使われるものです
- ミミズのような形をした生き物
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「磯蚯蚓」の読み方!正解は!?
正解は「いそめ」です!
「磯蚯蚓(いそめ)」とは、多毛綱イソメ科に属する環形動物の総称でミミズのような形をしており、海岸の砂泥地に多く生息しています。
体調が1mを越えるものも存在しますが、一般に釣り餌として使用されるのはその中のごく限られた種類です。
「蚯蚓」と書いて「ミミズ」と読むことができるので、「イソミミズ」と読んでしまった方もいらっしゃるかも。
磯蚯蚓に針を刺した時などに出る体液が魚を引き寄せ、また、細くて柔らかいため魚が食いつきやすいので、釣り餌として定番の人気となっています。
最後はこの漢字!「莠」
「莠」の読み方をご存じでしょうか?
音読みでは「しゅう」ですが、それだと意味がわかりませんね。
正解は訓読みになりますよ。
草冠が付いているので、植物の名前だと推測できますが…
漢字検定1級レベルの超難問です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「莠」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 稲に似ているけれども何も実りません
- 稲の成長の邪魔をする雑草のこと
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「莠」の読み方!正解は!?
正解は「はぐさ」です!
別名、エノコログサと呼ばれる場合もあります。
「莠(はぐさ)」とは、水田に生えて来て稲の成長の邪魔をする雑草のことで、稲に似ているけれども葉ばかりが伸びて何も実りません。
「莠」は決まった種類の植物を指す名称ではなく、稲に似た雑草の総称として使われる言葉です。
また、「莠」に由来した言葉に「莠言(ゆうげん)」があり「善ににているけれども中身は悪であったり、まやかしである」という意味になります。