「袖珍」の読み方をご存じですか?
「袖」は服の袖という意味で使われる漢字で、「珍」は「珍味」などの言葉で使われることがあります。でもそのまま「そでちん」とは読みません。
いったい何と読むのでしょうか?
「袖珍」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○○ちん」の5文字
- 音読みです
- 「袖珍本」という使い方をされることがあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「袖珍」の読み方、正解は・・・
正解は
「しゅうちん」
です!
「袖」という漢字は「衣服のそで」というそのままの意味で、音読みが「シュウ」になります。
「珍」という漢字は「めずらしい」「だいじな」「かわっている」などの意味がありますが、ここでは「大事、貴重」という意味で使われています。
「袖珍」は「(着物の)袖に入れられるくらいの小さいもの」という意味になります。
「袖珍本」
「袖珍」という言葉は「袖珍本」という使い方をされることが多いとヒントに書きました。「袖珍」だけで袖珍本の意味とされることもあったようです。
袖に入れて持ち歩くことができる小型の本、という意味になります。「豆本」、今で言うところの「文庫本」のようなものだったようです。当時は小さい本は珍しく貴重なものだったのでしょう。
現代でも世界的に小さい本を作る競争が行われているようですが、「袖珍」の読み方と意味を是非覚えておいてくださいね。