今回の難読漢字は「放屁虫」「潟湖」「蹉跌」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「放屁虫」
「放屁虫」の読み方をご存じでしょうか?
素直に読むと「ほうへむし」になりますが、それは間違いです。
おそらくあなたも見たことがあると思いますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「放屁虫」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字です
- さわると悪臭を放つ虫のこと
- ゴミムシ、オサムシ、カメムシなど
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「放屁虫」の読み方!正解は!?
正解は「へひりむし」です!
地域によっては「へっぴりむし」とも呼びます。
へひりむしとはヒントでも紹介したように、さわると悪臭を放つ虫のことです。
カメムシが洗濯物にくっついて、悪臭で困った経験を持つ方は多いかもしれませんね。
臭いが強くて嫌われものの虫ですが、実は初秋の季語だったりもします。
ちなみに「屁」という漢字は「へ」と読みますが、「放屁」は「ほうひ」と読みます。
「ほうへ」とは読まないため、注意しましょう。
2問目はこの漢字!「潟湖」
「潟湖」の読み方をご存じですか?
「潟」は「新潟」「干潟」で使う漢字ですが、同じように「がたこ」と読むと間違いです。
それでは、どのように読むのでしょうか?
「潟湖」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「せ○○」の3文字
- 音読みです
- 英語では「ラグーン」と呼ばれます
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「潟湖」の読み方、正解は・・・
正解は
「せきこ」
です!
海の一部が砂州により外海と隔てられてできた湖沼のことをさします。
日本では茨城県の霞ケ浦(かすみがうら)、秋田県の八郎潟(はちろうがた)、静岡県の浜名湖(はまなこ)、北海道のサロマ湖などがあります。水深が浅く広いことが多いので、古くから干拓が行われており、特に八郎潟はかつて琵琶湖に次ぐ日本第2位の面積を誇っていましたが、今では小さな湖になっています。
「潟湖」の他に「潟(かた)」という呼び方もされ、その流れで「かたこ」と呼ばれることもあるそうです。
英語では「ラグーン」と呼ばれると説明しましたが、ラグーンは「潟湖」とサンゴ礁から作られた「礁湖(しょうこ)」に分かれており、日本最南端の沖ノ鳥島(おきのとりしま)もラグーンとされています。
もしかしたらあなたの住むところの近くにもあったかもしれない「潟湖」の読み方、是非覚えてくださいね。
最後はこの漢字!「蹉跌」
「蹉跌」
これ、何と読むかわかりますか?
漢字自体に見慣れない方が多いかも。
でも読み方は簡単!?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「蹉跌」読み方のヒント!
「蹉跌」は、漢字の読み方のルールさえ知っていれば
簡単に読めてしまう言葉なんです。
そのルールは「漢字のつくりの部分を読む」というもの。
「漢字のつくり」とは、部首とは別の部分。
「頭」「顔」では「頁」が、
「鶏」「鶴」などは「鳥」が「つくり」と言われます。
ではこの漢字のつくりはなんでしょうか…?
さて、あなたは何と読みましたか?
「蹉跌」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さてつ」
です!
「蹉跌」は、
「物事がうまく行かない失敗状態」という意味の言葉です!
そもそも「蹉」「跌」のどちらの漢字にも「つまづく」という意味があります。
2つ同じ意味の漢字を重ねることで、意味を強調しているのです。
つまり「つまづいてばかりいる状態」=「失敗状態」ということなんですね。
例文としては
「彼のこの行動が、のちの大きな蹉跌となってしまう」
「人生の蹉跌だ」
など。比較的大きな失敗に対して使われます。
使う機会がない方がいい言葉ですが……覚えておきましょう!
読みも意味もわかれば簡単な「蹉跌」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!