今回のお題は「鯊」「領脚」「押下」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「鯊」
「鯊」の読み方をご存じでしょうか?
「雀(すずめ)」に少し似ているけど、魚という漢字が含まれているので、鳥とは関係なさそうです。
滅多に見かけない漢字だと思ったらそれもそのはず、漢字検定一級レベルの難問ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鯊」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 「沙魚」と書く場合も
- 天ぷらにすると美味しい秋の魚
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鯊」の読み方!正解は!?
正解は「ハゼ」です!
「鯊(ハゼ)」はスズキ目ハゼ亜目に分類されている魚の総称。
日本には約600種、世界全体だと約2000種以上ものハゼがおり、一般的なマハゼは体長約20cmで、海と川の水が混ざりあう内湾域に生息しています。
夏は河口や河川の下流域、冬は沿岸の深い場所に移動するなど、季節によって生息地が変わるのが特徴です。
ハゼは「沙魚」や「蝦虎魚」と書かれる場合もありますが、大抵はカタカナ表記になっています。
この機会にぜひ漢字の「鯊(はぜ)」を覚えてくださいね。
2問目はこの漢字!「領脚」
「領脚」の読み方をご存じでしょうか?
「領地(りょうち)」の「領(りょう)」と「脚(あし)」で「りょうあし」と読んでしまいそうですが、違いますよ。
「領」を「りょう」と読むのは音読みですが、訓読みにも様々な読み方があります。
今回は訓読みで考えてみてください。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「領脚」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 首の後ろ側の髪の生え際を何という?
- 「脚」は「あし」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「領脚」の読み方!正解は!?
正解は「えりあし」です!
「領脚(えりあし)」とはヒントにも示したように、首の後ろ側の髪の生え際のことをいいます。
一般には「襟足」と書く場合がほとんどなので、読めなかった方が多いかもしれませんね。
ちなみに「うなじ」と「領脚」の違いをご存じですか?
うなじは単に「首の後ろ側」を指す言葉で、髪の生え際とは関係ない言葉です。
また、「領脚」や「襟足」のように「あし」と付いているのはなぜかというと、日本髪を結う際に髪を上げると、左右に生え際が足のように伸びているからだとか。
昔の人はなかなか粋な言葉を考えましたよね。
最後はこの漢字!「押下」
「押下」の読み方をご存じでしょうか?
「押す」と「下」だから「おしした」…と読むのは、間違いです。
小学校で習った漢字しか使っていないのに、読み難いですね。
「押」という字には「お(す)」の他にも読み方がありますよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「押下」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- マウスボタンやキーボードのキーなどを押すこと
- 「押印」は何と読みますか?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「押下」の読み方!正解は!?
正解は「おうか」です!
「押下(おうか)」とは、ヒントでも紹介したように「マウスボタンやキーボードのキーなどを押すこと」になります。
そもそもパソコン関連の機器は近年になって登場したため「クリック」や「タイプ」に該当する日本語が無かったので造られた言葉です。
ヒントの3番目の「押印」は「おういん」と読みますよ。
「押」を「おう」と読む言葉には他に、「押字(おうじ)」「押韻(おういん)」「花押(かおう)」などがあります。