「駁する」の読み方をご存じですか?
「駁」という漢字は「駮」という字にも似ていますが、いずれにしてもあまり見たことのない字ですね。
いったい何と読むのでしょうか?
「駁する」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○する」の4文字
- 音読みです(送り仮名があるけど音読みです)
- 「駁」は「反駁」という言葉で使う漢字です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「駁する」の読み方、正解は・・・
正解は
「ばくする」
です!
「駁」という漢字は「斑」に通じる「まだら、ぶち」という意味と「非難する」という意味を持っており、ここでは「非難する」という意味で使われています。なお、最初に出した「駮」という漢字もほぼ同じ意味を持っています。
「駁する」は「(他人の意見などを)批判する、攻撃する」という意味で使われています。
音読みなのに・・・?
ところで、音読みと訓読みの見分け方として「送り仮名がつくのは訓読み」と習った方もいらっしゃると思います。しかし「駁する」は音読みですね。何故でしょうか。
実は音読みでも送り仮名が付く「例外」はあります。「信じる」「生じる」などがそうです。
音読みは元々中国で使われていた発音なので、その読み方だけでは意味が通じにくいものが多いです。逆に訓読みは漢字を日本語にあてはめた読み方なので、意味が通じるものが多いです。それを踏まえた上で「駁する」を見ると、「バク」という読み方では意味がよくわかりませんね。そして、訓読みだと「まだら」「ぶち」というまったく違う意味になってしまうので、敢えて音読みに送り仮名がついているのかもしれません。
色々な意味で難しい言葉ですが「駁する」の読み方を是非覚えておいてくださいね。