漢字読み講座

【難読漢字】「賀ぶ」の読み方は?もちろん「がぶ」ではありません!

「賀ぶ」の読み方をご存じですか?

「賀」という漢字は「年賀状」などで使いますが、もちろん「がぶ」とは読みません。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「賀ぶ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「よ○○ぶ」の4文字
  2. 訓読みです
  3. 「慶ぶ」と同じ読み方です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「賀ぶ」の読み方、正解は・・・


正解は

「よろこぶ」

です!

「賀」という漢字は「祝う、よろこぶ」などという意味があります。年賀状に「謹賀新年」と書くことがありますが、新年をめでたいこととして祝う、という意味が含まれています。

「賀ぶ」は「物や言葉を贈って祝福する」という意味になります。

「同訓異字」

先程ヒントに出した「慶ぶ」もそうですが、「よろこぶ」と読む漢字はとてもたくさんあり、異体字も含めると20種類以上あります。同じ読み方なので「同訓異字」と言われます。意味も細かく分けると様々です。

  • 自分が嬉しく思う・・・悦ぶ、歓ぶ、欣ぶ
  • 相手に対してお祝いの気持ちを伝える・・・慶ぶ、賀ぶ

大きくは「自分主体」「相手主体」かに分かれています。年賀状は相手に送るものですから、相手主体の時に使うということですね。

なお、唯一の常用漢字「喜ぶ」はどちらの意味でも使います。

他人にお祝いを言う時「賀ぶ」の読み方を是非思い出してくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。