漢字読み講座

【難読漢字】「劾く」の読み方は?「効く」とは違います!

「劾く」の読み方をご存じですか?

一瞬「効く」に見えますが、違う漢字です。

「劾」という漢字は「弾劾裁判」などで見かけますが、送り仮名がついた場合はいったい何と読むのでしょうか?

「劾く」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○ばく」の3文字
  2. 訓読みです
  3. 「罪を明らかにする」という意味で使われています。

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「劾く」の読み方、正解は・・・


正解は

「あばく」

です!

「劾」という漢字は「とりしらべる」「罪をあばいて訴える」という意味を持つ漢字になります。

「劾く」は「悪事や不正を明らかにする」という意味になります。

他の「あばく」との違いは?

「あばく」という言葉を聞くと真っ先に思いつくのは「暴く」ではないでしょうか。他には「発く」という漢字でも同じ「あばく」という読み方になります。

「暴く(発く)」の意味を調べてみると

  1. 土を掘って取り出す
  2. 人が隠していること、気づかないでいることを探り出して公にする
  3. ずたずたに切る、切り開く

という3つの意味があります。同じ読み方でも、「劾く」には1番目と3番目の意味はありませんので注意しましょう。

他にも「あばく」という読み方をする漢字はありますが、だいたい2番目の意味で使われているようです。「暴く」以外は読みづらい漢字ですが、「劾く」の読み方は是非覚えておいてくださいね。

ABOUT ME
さとう みえ
漢字が好きで、学生時代に漢字検定2級を取得するも、社会に出てから特に書き取りが怪しくなっていることに気付きました。子供の宿題に付き合いつつ自分も勉強し直す日々です。IT×子育てのサイトを運営しています。