今日の難読漢字は
「抛る」
「鮓」
「忝い」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「抛る」!
「抛る」は、漢字の印象で「くる」「くくる」など読む方がいるかもしれません。
残念ながらどちらも間違い。
見慣れない漢字であるのには理由があります。
それは、一般的には「放る」と書くから!
もう読み方は分かりましたよね?
「抛る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ほうる」
です!
「抛る」は、
「捨ててそのままにする」「投げ捨てる」という意味の言葉です!
ヒントとして出した「放る」とまったく同じ意味・読み方なんです。
そのため「ボールを抛る」「抛ってよこす」などのように、
「物を乱暴に投げる」という意味であれば、「放る」と同じように使えます。
「抛」という漢字には「なげうつ」という意味もあります。
その一方「放」は「はなす」「自由にする」などの意味もあるため、
「抛」の方が乱暴さや自暴自棄感が出ている言葉といえますね。
ちなみに「抛」は、漢字検定でいうと1級に相当する、まさに難読漢字です!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「鮓」!
「鮓」は、魚編が使われているため「魚の名前の漢字かな?」と思ってしまいがち。
ところがこの漢字においては違います!
ヒントは読み方2文字。
日本料理の一つで、海外の方からも多くの支持を集めるアレのこと!
さて、あなたは何と読みましたか?
「鮓」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「すし」
です!
「鮓」は、
「一般に米飯などと主に魚介類を組み合わせた和食」という意味の言葉です!
一般的には「寿司」や「鮨」と書く、あの「おすし」のこと!
ただし、厳密にいえば「鮓」と「寿司」は区別できます。
「鮓」には「酢や塩、糟などで漬け込んだ魚」という意味もあります。
そのため乳酸期発酵をさせた「なれずし」や「はこずし」など、
保存食として知られているものが「鮓」と言えるのです。
「寿司」や「鮨」は、生魚を使った握り寿司を指す場合が多いので、
使い分けができますよ。
お寿司の作り方や材料によって漢字を書き分けるのは、
なんだか面白いですよね!
これを機に「鮓」もスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「忝い」!
「忝い」は、「そい」などと呼んでしまいがち。
でも実際はもう少し長い読み方です。
ヒントは「侍が使いそうな言葉」!
時代劇や時代小説などでは見かける言葉です。
とはいえ、現在でも意味は通じる言葉ですよ。
さて、あなたは何と読みましたか?
「忝い」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「かたじけない」
です!
「忝い」は、
「恐れ多い」「身に余るほどありがたい」「恥ずかしい」「面目ない」
など、さまざまな意味を持つ言葉!
「私には忝いほどのお言葉です。」
「これほど親切にしていただき忝く思う」
など、感謝の場面や謙遜をする場面でよく使われます。
「感謝のあまり恥ずかしく思う」「面目ないと感じる」というのは、
侍的な精神につながる、ある種「日本人らしい」感性ですよね。
普段使う機会はなかなかないかもしれませんが、
言葉としては一般的ですし、ビジネスメールなどでも見かける言葉でもあります。
いつ使われても大丈夫なように、これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!