「関雎」の読み方をご存じですか?
「関」という漢字は「関係」「関西」などでよく使う漢字ですが、「雎」という漢字は「雉」に似ていますが違う漢字です。
いったい何と読むのでしょうか?
「関雎」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「かんしょ」の4文字
- 音読みです
- 「関関雎鳩」の略です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「関雎」の読み方、正解は・・・
正解は
「かんしょ」
です!
ヒントで説明した通り、「関関雎鳩(かんかんしょきゅう)」を略したものになります。
「関」という漢字は「関関」で「鳥がのどかに鳴くさま」をあらわしています。
「雎」または「雎鳩」という漢字は、ミサゴというタカ科の鳥をあらわしています。また、「礼儀正しいものにたとえる」という意味もあります。ミサゴは夫婦仲が良い鳥と言われています。
「関雎」は「夫婦のミサゴがのどかに鳴くさま」転じて「夫婦仲が良く、礼儀正しいこと」という意味の言葉です。
「関雎之化」
元々「関雎」という言葉は中国の経典である「詩経」にあるタイトルです。
周の文王と后妃は非常に夫婦仲が良く礼儀正しい(徳がある)ため、その徳に影響を受けてどの家庭も穏やかに治まった、という故事で、ここから「関雎の化(かんしょのか)」という四字熟語として使われています。
周囲に好影響を与える言葉ですので「関雎」の読み方を是非覚えておいてくださいね。