今回の難読漢字は「謀反」「ニ心」「耽溺」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「謀反」
「謀反」の読み方をご存じでしょうか?
素直な方は見たまま「ぼうはん」と読んでしまったかも知れませんが、残念ながら間違いです。
ちなみに「謀」という字は訓読みで「はかりごと」と読みます。
「謀反」のいう漢字からは、何かいかがわしい空気を感じますよね…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか
「謀反」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 国家や君主に背くこと
- 「謀反者」「謀反人」などの言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「謀反」の読み方!正解は!?
正解は「むほん」です!
「謀反(むほん)」とは、ヒントにも示したように「国家や君主に背く(そむく)こと」や「ひそかに計画して事を起こすこと」をいいます。
また、そのような行為を行う人のことを「謀反者(むほんもの)」「謀反人(むほんにん)」などと呼んだりしますね。
下は「謀反」を用いた例文です。
- 歴史は謀反によって大きく動かされるものだ
- 彼女はいつしか謀反者の娘と呼ばれるようになった
- 社員たちの謀反に気づいた時には既に遅かった
2問目はこの漢字!「ニ心」
「ニ心」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に「にしん」や「じしん」と読んでも間違いではありませんが、もう一つの読み方がありますよ。
今回は「にしん」や「じしん」ではない読み方を正解とします。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「ニ心」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
- 「二」も「心」も訓読みすると?
- 君主や味方に背く心
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「ニ心」の読み方!正解は!?
正解は「ふたごころ」です!
「二心(ふたごころ)」とは、ヒントにも示したように「君主や味方に背く心」すなわち「裏切りの心」や「謀反な心」を持つことをいいます。
「にしん」や「じしん」と読む場合もありますすが、ほとんどの場合は「ふたごころ」と読まれることが多いでしょう。
「二心」の類義語としては、「悪意」「裏表」「異心」「謀反(むほん)」「叛徒(はんと)」などがあります。
ただし、意味合いや使い方は少しずつ違ってくるため注意が必要です。
最後はこの漢字!「耽溺」
「耽溺」の読み方をご存じでしょうか?
「沈没(ちんぼつ)」の「沈(ちん)」に似た字と、「弱(じゃく)」に似た字を合わせて「ちんじゃく」。
…と推理した人は、残念ながら間違い。
なかなか難しい漢字の組み合わせですが、漢字が得意な人ならスッと読めるかも。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「耽溺」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 二文字とも音読みしてください
- 不健全な遊びにふけること
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「耽溺」の読み方!正解は!?
正解は「たんでき」です!
「耽溺(たんでき)」には以下の2つの意味があります。
- 酒や女遊びのような不健全な遊びに溺れてふけること
- ひとつのことに夢中になって他を顧みないこと
2つの意味は少し違いますが、大きく見ると「何かに夢中になって他が見えなくなる、判断力を失ってしまう」ということですね。
日常ではあまり聞きなれない言葉なので、読めなかった人も多いかも知れません。
「耽溺(たんでき)」という読み方、意味もあわせてこの機会にぜひ覚えておいてくださいね。