今回は「俊彦」「活魚」「基督教」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「俊彦」
「俊彦」の読み方をご存じですか?
「俊彦」は人名でよく見かけますが、人名で使われる「としひこ」という読み方ではありません。
それでは、何と読むのでしょうか?
「俊彦」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「し○○○○」の5文字
- 音読みです
- 「才能のすぐれた男子」という意味があります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「俊彦」の読み方、正解は・・・

正解は
「しゅんげん」
です!
「俊」は「すぐれる」「ひいでる」という意味があり、「彦」は「(すぐれた)男性」を指します。つまり、「彦」という字自体が男性を表すため、性別を問わず優れた人物を表す場合は「俊英(しゅんえい)」や「英俊(えいしゅん)」といった言葉が使われます。
ただ、これらの言葉も男性の名前として使われることが多いイメージがありますね。
女性の場合は「彦」に対応する漢字として「姫」や「媛」があります。例えば「才媛(さいえん)」という言葉は優れた女性を意味し、「○姫(まるひめ)」という名前の女性もよく見かけます。
この漢字を見ると、七夕の「織姫」と「彦星」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
中国の伝説では、織姫は「織女(しょくじょ)」、彦星は「牽牛(けんぎゅう)」と呼ばれていました。しかし日本に伝わると、織女は悲劇のヒロイン「織姫」となり、牽牛は対になる存在として「彦星」と呼ばれるようになったそうです。
子どもに「優れた人になってほしい」という願いを込めて、良い意味を持つ漢字を名前に選ぶ方が多かったのが、「俊彦(としひこ)」さんが多い理由かもしれません。
この機会にぜひ、「俊彦」の読み方も覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「活魚」
「活魚」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に「活魚」とも読めますが、もっと気の利いた読み方がありますよ。
料亭の看板などでよく見かける「活魚」の読み方というと…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「活魚」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 料理屋の生簀の中を泳いでいる魚を「活魚」と呼びます
- 「生簀」の「生」は何と読む?
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「活魚」の読み方!正解は!?
正解は「いけうお」または「いきうお」です。
「活魚(いけうお)」とは、料理屋などで生簀(いけす)の中を泳いでいる魚の呼び方。
「活け魚」の省略形が「活魚」なので、「いきうお」と呼ぶのは本来は間違いです。
しかし、読み間違いが多いため、「いきうお」という呼び方も広く通じるようになりました。
ちなみに、「活魚(かつぎょ)」は、スーパーなどで店頭に並ぶ魚を指す一般的な呼称です。
また、水産動物全般をまとめて「活魚」と呼ぶこともあります。
最後はこの漢字!「基督教」
「基督教」って読めますか?
「基準(きじゅん)」や「基本(きほん)」の「基(き)」、そして「監督(かんとく)」の「督(とく)」から、つい「きとくきょう」と読んでしまいそうですよね。
そう思う方もきっと多いはず。
でも、実は違う読み方があるんです。
さて、いったいどう読むのか、一緒に見ていきましょう!
「基督教」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
「〇〇教」と言えば、「仏教」や「イスラム教」、「ヒンズー教」といった『宗教』がありますよね。
「お説教」なんていうのもありますが・・・
「基督教」は何を隠そう、宗教の名称の1つなんです。
「基督教」なんて知らない!と思われるかもしれませんが、世界の宗教別人口ランキングで堂々1位、つまり世界で一番信者の多い宗教の名前なんです!
もう、分かりましたよね?
「基督教」の読み方の答えは・・・
正解は、「キリストきょう」でした!
「コーヒー」を「珈琲」、「ロマン」を「浪漫」と書くように、外来語には元の発音に近い漢字が当てられて日本語表記されることがありますよね。
「基督教(キリストきょう)」も、カタカナの「キリスト」に漢字が当てられた例の一つです。
しかし、なぜ「基督」という漢字が使われるようになったのか、その由来ははっきりとわかっていません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
