今日の難読漢字は
「既の事」
「伊弉冉尊」
「鶚」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「既の事」!
「既の事」は、「すでのこと」と読んだ方が大半ではないでしょうか?
間違いがちなのですが、正しい読み方は「すでのこと」ではありません。
ポイントは「既」の読み方!
さて、あなたは何と読みましたか?
「既の事」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「すんでのこと」
です!
「既の事」は、
「もう少しのところで」という意味の言葉です!
例文としては
「既の事で大事故につながってしまうところだった」
「既の事で忘れ物を防げた」
など「ギリギリ間に合った!」という場面で使うことが多いですよ。
「既」という漢字。
「既に」と書くと「すで」と読むので、訓読みを「すで」だと思っていませんか?
実はこの漢字単体では「すで」とは読まないんです!
試しにパソコンやスマホで「すで」と打って予測変換してみてください。
「既に」は出てきても、「既」では出てこないはず。
それもそのはず、正しい読み方は「すんで」なのです!
知っているつもりでも、意外に知らないのが漢字の読み方。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「伊弉冉尊」!
「伊弉冉尊」は、日本神話に出てくる登場神の名前!
みなさんも日本史の授業やテレビなどで、
一度は耳にしているはずです。
さて、あなたは何と読みましたか?
「伊弉冉尊」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「イザナミノミコト」
です!
「伊弉冉尊」は、
「日本神話の女神で、イザナギノミコトの妻」です!
日本神話において、主要な登場人物の一人「伊弉冉尊」。
国生み・神生みができるため、
イザナギとの間に、日本国土を形づくる多数の子をもうけたとされています。
日本で最古の歴史書『古事記』の冒頭部分「国生み神話」において、
二人のエピソードが描かれており、
日本史や古典などで知っている方が多いかもしれません。
さらに日本で最初に結ばれた夫婦であるため、
「伊弉冉尊」をお祀りしている「熊野大社」は縁結びの神社として知られています。
また、多くの子どもをなしたことから、子授かりのご利益もあるとされていますよ。
日本の歴史に大きく影響している「伊弉冉尊」。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「鶚」!
「鶚」は、とある肉食の鳥の名前!
タカの仲間であり少しマイナーな鳥ですが、
実は『日本書紀』にも登場するほど、古くから日本で見られる鳥なんです。
さて、あなたは何と読みましたか?
「鶚」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「みさご」
です!
「鶚」は、
「タカ科の仲間の鳥」という意味の言葉です!
水辺にすんでおり、急降下して魚を捕らえる姿から「魚鷹(うおたか)」とも呼ばれます。
『日本書紀』では「覚賀鳥」という名前で登場し、
背面は深い茶色、頭と体の下側が白い羽毛で覆われ、胸に褐色の斑点があるのが特徴です。
「みさご」と聞くと耳馴染みがないかもしれませんが、
実は英名は聞いたことがあるはず。
それが「オスプレイ」!
米軍所有の垂直離着陸ができる航空機に付けられた名前です。
これは、鶚が垂直に降下して魚をとる習性があることから
名付けられたのだとか。
日本に古くからいる鳥なのに英名の方が有名なのは、なんだか不思議ですよね。
これを機にしっかり日本語名である「鶚」も
スマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!