漢字読み講座

【今日の難読漢字】「枳殻」「稚海藻」「眼間」全部読めたら漢字マスター!「枳殻」を「ただから」と読んだあなたは…?

今日の難読漢字は

「枳殻

「稚海藻」

「眼間」

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「枳殻」!

「枳殻」は、とある植物の名前です。

中国原産ですが、古くから日本に渡ってきており

万葉集にも記載があるのだとか!

 

読み方は、ひらがな4文字。

「ただから」とは読みませんよ!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「枳殻」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「からたち

です!

 

「枳殻」は、

「ミカン科カラタチ属の落葉低木」という意味の言葉です!

 

有名なのが「からたちの花」という童謡!

北原白秋作詞、山田耕筰作曲で、聞いたことがある方も多いはずです。

 

ミカン科であることから、大きな実をつける木でもあります。

ただ、苦味と酸味が強く食用にはならないそう……

そのかわりに、酒につけて果実酒として利用されることはあるそうですよ。

 

また未熟な果実を乾燥させたものは漢方として使われます。

健胃作用や利尿作用、発汗作用などがあるとされているそうです。

 

かつては生垣として使われることも多かった枳殻ですが、

現在はあまり見かけなくなっています。

とはいえ幹事の知識としては備えておいて損はなし!

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

次の難読漢字は「稚海藻」!

「稚海藻」は、文字が見慣れないので、珍しい海藻や植物だと思ってしまいますよね。

でも正解は、暮らしに馴染み深いものですよ。

 

ヒントは「味噌汁の具材の大定番」!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「稚海藻」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「わかめ

です!

 

「稚海藻」は、

「チガイソ科の大型海藻の一種」という意味の言葉です!

 

味噌汁や酢の物などに使わる、あのわかめです!

もしかしたら、今日食べた方がいるかもしれませんよね。

 

実は日本では昔、わかめを「和海藻」と書いていたそうです。

ところが「若い時の葉がおいしい」ということから

「稚海藻」と書くようになったのだとか。

 

現在では「稚海藻」よりも「わかめ」「ワカメ」と書いたり、

漢字の場合でも「若目」と書いたりします。

そのため「稚海藻」は見慣れないかもしれませんね。

 

ちなみに「チガイソ」という海藻もあるのですが、

これはワカメとは全く別の海藻なので注意しておきましょう!

 

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

 

最後の難読漢字は「眼間」!

「眼間」は、古文で登場する言葉です。

 

実は同じ意味・読みで別の漢字もあるんですよ。

それが「目交い」!

(表記としては「目交ひ」です)

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「眼間」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「まかない

です!

 

「眼間」は、

「目と目の間」という意味の言葉です!

この意味が転じて「目の前」や「まのあたり」という意味でも使われます。

 

『万葉集』では

「いづくより 来たりしものそ まかないに もとなかかりて 安眠(やすい)しなさぬ」

と読まれています。

それだけ古くから使われている言葉なんです。

 

現代で「まかない」と聞くと、

どうしても「職場で出される食事」という印象が強いですよね。

ところがこちらの漢字は「賄い」。

同じ音でも意味や漢字が全く違うので、勘違いしないように注意しておきしましょう!

 

現在はなかなか使うことのない「眼間」ではありますが、

だからこそ知っておけば博学へ通じると思いませんか?

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

 

どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

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toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!