今回は「闇」「直会」「賢しら」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「闇」
「闇」の読み方をご存じでしょうか?
一般には「やみ」と読みますが、今回はそれ以外でお答えくださいね。
「暗闇(くらやみ)」や「闇夜(やみよ)」など、暗い状態を示す「闇」という字。
さて「闇」の一文字なら何とよむのでしょう?
「闇」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- 暗い、または人目につかない所
- 暗闇よりは少し明るいイメージの言葉
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「闇」の読み方!正解は!?
正解は「くらがり」です!
送り仮名を付けて「闇がり」と書く場合もありますね。
また、一般には「暗がり」と表記することが多いといえるでしょう。
「闇(くらがり)」は、単に「暗い」という意味と「人目につかない所」という意味で使う場合があります。
薄暗くて人けのない路地などを「闇(くらがり)」と表現することはよくありますね。
よく似た言葉に「暗闇(くらやみ)」がありますが、こちらは「光が無くて非常に暗い」または、「全く希望が見えない状態」を比喩的に表現する場合もあります。
さらに暗い状態だと「真っ暗闇(まっくらやみ)」などとも言います。
暗さを表すこれらの表現を、状況に合わせてうまく使い分けていきましょう。
2問目はこの漢字!「直会」
「直会」の読み方をご存じでしょうか?
そのまま素直に読むと「ちょっかい」や「ちょくかい」になりますが、残念ながら間違いです。
この言葉自体は知っていても、漢字でどう書くかは知らないという人が多いかも知れません。
小学校で習うごく簡単な漢字が熟語になるとたちまち難読になるという「漢字あるある」の1つですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「直会」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- お祭りの後で行います
- 「直」は「なお」と読んでOK
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「直会」の読み方!正解は!?
正解は「なおらい」です!
「直会(なおらい)」とは、お祭りが終わった後、お神酒やお供えしていた食事を下げて、神職や参列者の人達でいただくこと。
また、お供えした供物自体を直会と呼ぶ場合もあります。
直会はその語源を「なおりあい」とする説もあり、祭りの準備から祭りが終わるまでの間の忌みや斎戒を解いて元の生活に「戻る=なおる」ことを指すということです。
さらに、供物を分けてもらうことで神霊との結びつきを強めるという意味もあります。
最後はこの漢字!「賢しら」
「賢しら」の読み方をご存じでしょうか?
「賢い」は「かしこい」と読むので、「かしこしら」…と読むのはもちろん間違いです。
とはいえ「賢」という字の「かしこ」以外の読み方といえば「賢者(けんじゃ)」の「けん」くらいしか思い浮かばないという人が多いかも。
ところが、ちょっと意外な読み方もあるのです。
日常ではあまり使わない言葉なので、難しいかも知れませんが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「賢しら」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇しら」の4文字
- 「賢しらにわずかな不運を見せびらかすな」(映画「もののけ姫」中のセリフ)
- 知ったかぶりをする人も「賢しら」と呼ばれることがあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「賢しら」の読み方!正解は!?
正解は「さかしら」です!
「賢しら(さかしら)」とは「利口ぶること」や「わかったふりをして出過ぎた振る舞いをすること」をいいます。
良く知りもしないのに知ったかぶりをすると、間違いを人に教えてしまったり、実は間違っていて後で笑われたりと、ろくなことはありません。
ヒントの2番に紹介したのは、アニメ映画「もののけ姫」の中の「エボシ」のセリフ。
「利口ぶってわずかな不幸を見せびらかすな」という意味です。
日常では滅多に使われませんが、心にとめておきたい言葉ですね。