今日の難解漢字は
「世迷言」
「悪辣」
「閨秀」
「稍」
「木石漢」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「世迷言」です!
「世迷言」は、パッと見で「迷信(めいしん)」と似ていますよね。
「よめいげん」?それとも「せまよいごと」?
実は、読み間違いが多いことで知られる漢字なんです。
何と読むのかさっそく見ていきましょう!
「世迷言」の読み方のヒントは・・・?
「世迷言」は漢字3つからなる言葉です。
「世」を「せ」と読むか?「よ」と読むか?
「迷」を「めい」と読むか?「まよ(い)」と読むか?
「言」を「げん」と読むか?「ごん」と読むか?
以上の組み合わせで答えが導き出せそうですね。
ここで大ヒント!
「世迷言」の読み方は、ひらがなで「よ〇〇ごと」の5文字です。
つまり「世」は「よ」、「言」は「ごと」と読むわけです。
さあ、あとは「迷」の読み方だけですね!
「世迷言」の読み方の答えは・・・
正解は、「よまいごと」でした!
「迷」を「めい」と読むか?「まよ」と読むかが問題になっていましたが、実はどちらも違って「まい」と読むわけです。
「まい」という読み方は思いつかないかもしれませんが、「迷子(まいご)」も「まい」と読ませていますよね。
ちなみに「世迷言(よまいごと)」は、愚痴や不平・不満を独りごとでつぶやくことを言います。
実は、「よまいごと」と正しく読める人は約6割、3割は「よまよいごと」と間違えて読むという調査結果があるそうです。
正しい読み方を覚えましょう!
2つ目の漢字は「悪辣」です!
「悪辣」
これ、何と読むかわかりますか?
見るからにネガティブな印象のこの漢字。
見慣れない漢字も入っていますが、意外に簡単かも?
さあ、あなたは何と読みましたか?
「悪辣」読み方のヒント!
「悪辣」は、「辣」が見慣れない漢字ですよね。
この漢字が使われている言葉で有名なのが「酸辣湯」!
中華料理店などで見かけたことがあるのでは?
この場合は「サンラータン」と読むのですが、
「悪辣」の場合でも近い読み方をします。
さて、あなたは何と読みましたか?
「悪辣」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「あくらつ」
です!
「悪辣」は、
「たちが悪い仕方・性質、またはそのような性格のこと」という意味の言葉です!
たちが悪い、といってもさまざまな「たちの悪さ」がありますよね。
「悪辣」の場合は、
「自分の目的を果たすためなら、手段を選ばず酷いこともする」
という意味合いを含みます。
「自分の出世のために同僚を貶めた悪辣な社員」
というニュアンスです。
字面からもわかるように、かなりストレートな否定や悪口の言葉です。
普段使うことは少ないと思いますが、使う際にも注意が必要。
間違った読み方も使い方もしないように覚えておくといいですよ!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
3つ目の漢字は「閨秀」です!
「閨秀」
これ、何と読むかわかりますか?
なかなか見慣れない漢字な上に、
使い方もちょっと注意が必要なこの漢字。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「閨秀」読み方のヒント!
「閨秀」は、「秀」の字は読みやすいですよね。
「優秀」や「秀逸」などと同じ読み方をします。
問題は「閨」の文字。
門構えの中の漢字がヒントとなるのですが……。
さて、あなたは何と読みましたか?
「閨秀」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「けいしゅう」
です!
「閨秀」は、
「学問や芸術などの分野において、非常に優れた才を持つ女性」
という意味の言葉です!
見た目からは想像できませんが、女性にのみ使われる言葉なんです。
実は「閨」の文字には、女性や夫婦の寝室という意味があります。
その意味が転じて、女性・女流という意味になっています。
褒め言葉でばあるのですが、現在は使うのに注意が必要。
「女性なのにすごい」という意味で使ってしまうと、
女性蔑視の印象が強くなってしまう可能性も。
普段はなかなか使う機会のない漢字だからこそ、
勘違いして覚えてしまうのは危険な言葉。
読み方だけではなく、使い方を覚えてこそ漢字マスターです!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
4つ目の漢字は「稍」です!
「稍」って何て読むかわかりますか?
「梢」(こずえ)という字に似ていますが、違います!
「蛸」(たこ)でもありません!
さて、何と読むのでしょうか?
「稍」の読み方のヒントは?
意味は、3つあります。
- いくらかその傾向を帯びているさま。少しばかり。「今年は昨年より―暑い」
- 少しの間。しばらく。「―間をおいて話し始める」
- 状況が少しずつ進むさま。しだいに。「風冷やかにうち吹きて、―更けゆくほどに」〈源・紅葉賀〉
出典:辞典・百科事典の検索サービス – Weblio辞書
さあ、何と読むか分かりましたか?
「稍」の読み方、正解は……
正解は……
「やや」
です。
「稍々」と書いても(やや)と読み、同じ意味で使われます。
「稍」が使われている言葉を探してみました。
300㎞以上の深い震源から起きる地震の呼び方は「深発地震」といいます。
震源の深さが70㎞~300㎞の場合「稍深発地震」(ややしんぱつじしん)と呼ぶそうです。
こんなところで「稍」(やや)を発見しました。
難読漢字も探せばいろいろなところで使われていますね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
5つ目の漢字は「木石漢」です!
「木石漢」の読み方をご存じでしょうか?
単純に読むと「きいしかん」ですが、もちろん間違いです。
3文字とも小学校で習う基本的な漢字ですが、熟語になると読みにくいですね。
しかし少し考えたら読めそうな気もしますが…
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「木石漢」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
- 「漢」はそのまま「かん」と読んでOKです
- 情を介さない男性のことをいいます
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「木石漢」の読み方!正解は!?
正解は「ぼくせきかん」です!
「木石漢(ぼくせきかん)」の「木石(ぼくせき)」には「木や石」「木や石のように情を解さない」という2つの意味があります。
さらに「漢(かん)」は男性を意味する言葉です。
よって「木石漢」とは「木や石のように人情や風流などを解さない男」「男女の情を解さない男」という意味になります。
また「木石腸(ぼくせきちょう)」も人情を解さない者と言う意味の言葉です。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!