今回の難読漢字は「惰弱」「墨魚」「斥ける」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「惰弱」
「惰弱」と書いて、なんと読むか分かりますか?
怠惰(たいだ)や惰性(だせい)の「惰」と「弱い」と書くので、なんとなく思い描くイメージは合っていると思います。
さて、「惰弱」と書いて、なんと読むでしょうか?
「惰弱」読み方のヒントは?
「惰弱」とは、気持ちにはりがなく、だらけていること。意気地がなく、柔弱な様子を表す言葉です。
だらだらとして、ふんわりと毎日を過ごしていると、いつまでも惰弱なままです。
大学に入ったもののやる気も根性も無く、遊んでばかりいると「不勉強で惰弱な学生」と言われますし、
すぐに何にでも挫折して凹んでしまうと「惰弱な人」だとレッテルを貼られます。
体力が無く、すぐに病気にかかってしまう人の事を「惰弱な人(身体)」という事もあります。
「惰弱」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。
さて、もうわかりましたか?
「惰弱」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「だじゃく」
です!
ぜひ、覚えておきましょう。
2問目はこの漢字!「墨魚」
「墨魚」って何て読むかわかりますか?
(すみざかな)ではありません!
(ぼくぎょ)とも読みますが、もっと分かりやすい読み方があります!
「墨」を持っている海の生き物といえば・・・
簡単ですね!
ぱっと思い浮かぶのは2種類の生き物・・・
そのどちらかが正解です!
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「墨魚」の読み方のヒントは?
- ひらがなで2文字です。「〇〇」
- 魚ではありません!
- 8本の腕と2本の触腕を持っています。
さあ、何と読むか分かりましたか?
「墨魚」の読み方、正解は……
正解は……
「イカ」
です。
「烏賊」とも書きます。
実は、イカは状態によって数え方が違うんです!
生きているイカは「匹」
水揚げされたイカは「杯」
干されたイカは「枚」
複雑です・・・。
また、イカなのに腕が8本しかないものもいます。
「タコイカ」という名前です。
ややこしいですね!
基本的にイカは8本の腕の他に2本の触腕を持っています。
この2本の触腕を使って、獲物を捕まえているのです。
しかし、タコイカは8本の腕で包み込むように獲物を捕まえます。
従って、2本の触腕が退化したと考えられています。
ちなみに味はイカの味がするそうです。
やはりイカの仲間のようですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「斥ける」
「斥ける」
これ、何と読むかわかりますか?
画数の少ない漢字なのに、いざ読み方を聞かれると自信がない……
あなたはしっかり読めるでしょうか。
さあ、あなたは何と読みましたか?
「斥ける」読み方のヒント!
「斥ける」は、普段の会話ではなかなか使う機会がないかもしれません。
ただ新聞やニュースなどでは見聞きします。
また、比較的堅い文章や会話でも使われます。
ヒントは「退ける」と同じ読みかた!
さて、あなたは何と読みましたか?
「斥ける」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「しりぞける」
です!
「斥ける」は、
「後ろへさがらせる」「否定的な態度を取る」という意味の言葉です!
よく使われるのがニュース。
「被告の再審請求は斥けられた」などは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
また「トップの座を斥ける」「通訳を斥けて内密な話をする」なども使われます。
いずれの場合も、本人の意図ではなく辞職・退席させるという意味。
そのためネガティブな言葉として使われることが多く、
日常会話でも使われにくいんです。
先にも書いたようにほぼ同義語として「退ける」があります。
こちらの方が漢字として一般的なので、
もし文章中に使う場合はこちらを使うのがいいかも。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
出典:コトバンク