「殊に」
この言葉は見かける機会が多く、意味を何となく知っているけれど、声で聞く機会はあまり多くないかもしれません。
「朱」から連想して「しゅに」と読みたいところですが、正しくは違います。
今日はこの漢字の読み方を考えましょう!
「殊に」読み方のヒントは?
「殊に」には、通常とは違って顕著に、とりわけ、特に、それに加えて、などの意味があります。
「熱帯魚のなかでは、殊に『ベタ』が美しい」
「このエリアは殊にペット好きに人気で、散歩中のワンちゃんに会わない日はない」
などのように使います。
言い換え表現としては「特に」や「とりわけ」を使う方が多いですね。
おわかりでしょうか?
「殊に」の読み方、正解は……
「殊に」の正解は……
「ことに」です!
「殊にすばらしい」
「殊に美しい」
のように、物事の状態が普通とは違う様子を表します。
「ことさら暖かい春」などの「ことさら」も同じ漢字を使い、
「殊更」と書きますよ。
殊に感想やメールを書くときは、「特に」「とりわけ」を用いるよりも、「殊に」と書くほうが、ややかっこよく見えるので、ぜひ取り入れてみてください!