「殆」
上の漢字ひと文字で、何と読むかわかりますか?
「殆ど(ほとんど)」「たい」という読み方もありますが、
ひと文字で表記されている場合、どう読むのでしょうか?
「殆」の読み方のヒントはコレ!
- ヒント1:「困り果てる」「うんざりする」という意味を持つ
- ヒント2:「殆ど(ほとんど)」「あらかた」という意味もある
- ヒント3:万葉集では「すんでのことで」「あやうく」の意味で使用されていた
そろそろわかりましたか?
「殆」の読み方!正解は…?
「殆」の読み方、正解は……「ほとほと」です!
「殆」は、ヒントの通り、下記のような意味で使われます。
- 「困り果てる」「うんざりする」
- 「殆ど(ほとんど)」「おおかた」
- 「すんでのことで」「あやうく」
ここから転じて、「まったくもって」「たいへん」など、
物事の程度を表す言葉として使用されることもありますよ。
「殆」を使った例文は?
- 息子の成績表を見て、殆呆れてしまった
- 彼の作品の素晴らしさに、殆感心した
例文のように、子供時代に
「あんたの成績には殆がっかりするよ」というような
お説教を受けたことがある人もいるかもしれませんね。
このように、「殆」は日常会話でよく使われる言葉なのです。
「殆」の類語は?
つぎに、「殆」の類語を2つご紹介します。
- 「つくづく」
- 「しみじみ」
上の言葉の方がなじみ深いと感じる人もいるかもしれませんね。
とはいえ、感情を表現する際や、物事の程度を示す際、
「殆」も使いやすい単語のひとつだと言えるでしょう。
なお、「殆」は小説の文中にも登場する言い回しです。
読み方がわからなかった人は、これを機に覚えておくといいですよ。