一郎、次郎、ときて「外郎」。
昔の男の子の名前に出てきそうなイメージですね。
でも男の子や人物とは全く関係なく、「そとろう」や「がいろう」とも読みません。
通常は平仮名で表記されることも多いため、読める方は少ない難問だと思いますが、あなたは分かりますか?
「外郎」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 地方によって特色がある和菓子です。
ヒント② 「〇〇〇う」の4文字です。
ヒント③ 見た目は白いお餅のようでもあり、羊かんのようでもあります。
「外郎」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ういろう」です!
「外郎」と言えば、小田原や名古屋、京都、山口など、日本の各地でその作り方や材料も異なる、ご当地和菓子といっても過言ではない和菓子ですね。
そんな地方によって製法や味が異なる「外郎」の由来は、江戸時代の百科事典「和漢三才図会」に記載がある、色が外郎薬(透頂香)に似ていることから「外郎(ういろう)」と呼ばれるようになった説と、古来中国と足利義満との交易の歴史の中で外郎薬と一緒に献上した和菓子という説があります。
いずれにしても「外郎」は歴史ある和菓子で、歴史とともに各地で普及・改良がなされてきた庶民に愛される食べ物ということは共通していますね。
これだけ日本の各地でいろんなバリエーションが展開されているので、「全国の外郎を食す旅」を計画しても面白いかも!?