「柵」
この漢字、何と読むかわかりますか?
音読みでは「サク」と読みますが、
「柵」一字の訓読みでは何と読むでしょうか?
わからなかったあなたは、
下記の解説を参考にしてくださいね。
「柵」の読み方のヒントはコレ!
まずはヒントとして「柵」の意味を紹介します。
- ヒント1:【意味】くいを立て、竹や木を横に組んで川の流れをせきとめるもの
- ヒント2:【語源】動詞「柵む」の連用形
そろそろわかりましたか?
「柵」の読み方!正解は…?
「柵」の読み方、正解は……
「しがらみ」です!
「男女のしがらみ」なんて言葉を耳にすることがありますが、そのしがらみのことをさしています。
「柵」の意味
「柵」には2つの意味がありますので、それぞれについて確認しておきましょう。
- 【意味1】水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、
それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの - 【意味2】引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの
もともとは文字通り水流をせき止めるための柵のことを指す言葉でした。
悪化しそうな状態をとどめてくれるもの、という意味でも使用されたため、
むしろプラスの言葉だといえます。
しかし現在では、しがらみ政治、浮世のしがらみといった言葉もあり、
2つ目のマイナスな意味で使用されるケースが多くなっています。
ちなみに、明治のころまでは束縛やまとわりつくことを意味する言葉ではありませんでした。
まだ150年も経っていないのに、言葉の意味が変化するだなんて、ちょっと不思議ですよね。
まとめ
「柵」は「しがらみ」と読み、
「水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、
それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの」という意味です。
明治時代までは上の意味で使用されていた言葉ですが、
現代では「引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの」
といった意味の方が広く知られています。
どちらの意味も不正解ではありませんので、
読み方とあわせて覚えておくとよいでしょう。