「達磨」
は日本人にとってもなじみ深い縁起物。
ひらがなで書かれることが多いので、もしかしたら漢字を知らない方もいるかもしれません。
「たつま」と読むのは間違いですよ!
ぜひルーツを知って、正しく読めるようになりましょう!
「達磨」読み方のヒントは?
「達磨」は、サンスクリット語に漢字を当てた言葉です。
日本では、赤色の張り子で、手足がなく、顔が大きい姿で作られることがしばしばあります。
基本的には白目のまま販売され、祈願のために左目を、成就したときに右目を書き入れる風習があります。
もうおわかりですね!
「達磨」の読み方、正解は……
「達磨」の正解は……
「だるま」です!
日本で売られている赤い達磨のモチーフは、仏教の達磨大師と呼ばれる僧侶。
達磨大師は、壁に向かって9年間も座禅を組んでおり、そのせいで手足が腐ってしまった……という伝説があります。
だから今日の達磨は、あのような丸っこいフォルムをしているんですね!
実は筆者が子どもの頃は、あの丸い形と白目の姿が怖くて怖くて仕方ありませんでした……。
近所の駄菓子屋さんやおばあちゃんの家で大きな達磨を見つけると、泣き出してしまうほどに怖かった思い出があります。
トラウマ級に怖かった理由は、達磨がどうしてこの姿なのか知らず、「ホラーアイテム」だと思ったからなんですよね……笑
達磨は何度倒れても起き上がる「不撓不屈(ふとうふくつ)の精神」を意味し、
赤色には魔除けの効果があり、多くの病や災いを防ぐことができる縁起物……。
もし達磨を怖がる小さな子がいたら、ぜひ達磨のルーツを教えてあげてくださいね!
歴史を知っていたら、もしかしたら怖くなくなるかもしれません。