「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝スッキリ起きられない」そんな悩みを抱えている人が増えています。音楽がリラクゼーションのために用いられることは広く知られていますが、睡眠にも効果はあるのでしょうか?
本記事では、就寝時に聴くとぐっすり眠れる音楽や、反対に避けたほうがいい音楽をご紹介します。睡眠の質を高めたい人は参考にしてください。
目次
音楽が睡眠に与える影響とは?
睡眠の質の向上のために音楽が有効であることが、ゲレン・トーマス・ディクソン氏とエメリーシューベルト氏の研究により明らかになりました。
就寝時に音楽を聴き始めて1週間または2週間以内に睡眠品質指数が大幅に改善され、3週間を超えると健康的な睡眠が増える可能性があるということです。
音楽を聴くと、リラックスした状態で出る脳波であるα波(アルファ波)が出て、心地良い睡眠へと導いてくれるという説もあります。
寝つきが良くなる音楽の特徴3つ
では寝つきを良くするためにどんな音楽を聴けば良いのでしょうか?
ここでは、寝つきが良くなる音楽の特徴を3つご紹介します。
自然音
波の音や川の音などの自然音はホワイトノイズと呼ばれ、同じ強度の周波数が流れることから睡眠導入時に効果的とされています。
自然音を聴くとリラックスできるため、α波を発生させる音楽としても知られています。
歌詞のない音楽(インストゥルメンタル)
歌詞があると、つい口ずさんだり歌詞の意味を考えたりして逆に寝付けなくなることがあります。
歌詞のないクラシック音楽やオルゴールなどが落ち着けるでしょう。好きな楽器(ギターやピアノなど)で演奏する音楽もおすすめです。
周波数にこだわった音を含む音楽
リラックスするためには、4000ヘルツ以上の高周波音や528ヘルツの音楽が効果的とされています。
たとえば4000ヘルツ以上の音楽で有名なのはモーツァルトの楽曲です。528ヘルツに関してはその周波数を含む楽曲が収録されたCDが販売されていますので、探してみてはいかがでしょうか。
就寝時に避けたほうがいい音楽
脳を覚醒させてしまうような激しくアップテンポな音楽は避けたほうがいいでしょう。
また、好きな歌手の楽曲イコール、脳内がリラックスするとは限りません。就寝時に歌詞が入っている音楽はできるだけ聴かないようにしましょう。
就寝時に聴くと睡眠の質が高まる音楽についてのまとめ
睡眠の質は、一日の疲れをリセットするためにとても大切です。
あまり寝付けない人や眠りが浅い人はもちろん、普段からぐっすり眠れる人も、より良い睡眠を得るために今回ご紹介した音楽を取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回の記事がみなさんの快眠の手助けになれば幸いです。