「熟睡ができていない」「この頃、少し太った気がする」「顔にぶつぶつがよくできる」など、悩みの原因は睡眠の質に問題があるかもしれません。睡眠と肥満、美容など全く無関係に思われる方がいますが、実は大きく関係しています。今回は、睡眠と肥満について説明していきながら、睡眠の質を上げて理想的なダイエットを目指していきましょう。
目次
睡眠と肥満の関係性
人間の身体は、睡眠と肥満に関係する2つの生体ホルモンがあると言われています。
・食欲増進ホルモン「グレリン」
体内のエネルギーが不足したときにエネルギー摂取を促す働きを持っています。
・食欲抑制ホルモン「レプチン」
食欲を抑え、エネルギー代謝を促す働きを持っています。
睡眠不足や睡眠過多の人は、グレリンの増加やレプチンが低下してしまうとエネルギーの摂取と消費のバランスが崩れる傾向にあると言われています。
睡眠不足の原因
睡眠不足の原因として考えれる点は大きく分けて3つあげられます。
①身体的:肥満・高血圧
②心理的:悩み・ストレス
③環境的:仕事・育児・騒音
睡眠不足によるメカニズム
①食欲を抑えるホルモン(レプチン)が減少する。
②食欲を高めるホルモン(グレリン)が増大する。
③生活が不規則になることで食事の時間も不規則となる。
④日中の活動が低下し、運動不足になる。
※翌日の睡眠不足の影響で翌朝の基礎代謝が低下してしまうことで最大で20%の消費エネルギーが減少してしまうと言われています。
【睡眠の質を改善】生活習慣改善ポイント
睡眠の質を改善していく方法として生活習慣を見直していくことが大切です。
①規則正しい生活
睡眠は、2種類のリズムがあり、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)があります。毎日、規則正しいリズムで起床時間帯と就寝時間を決めて十分な睡眠を取るようにしましょう。
②栄養バランスの取れた食事
食事の基本は、朝食から始まります。朝食は、栄養補給以外にも脳を目覚めさせて内臓機能を正常にする役割があります。朝食には、アミノ酸であるトリプトファンを多く含んだ食品を摂ることをおすすめします。
トリプトファンを多く含む食品
バナナ、キウイフルーツ
ヨーグルト、牛乳
プロセスチーズ
卵、鶏むね肉など
3 就寝前(ストレッチ)
就寝前1時間以上前に軽いストレッチを行った後は、コップ一杯の水分補給をしましょう。就寝後の入眠がスムーズになるように軽いストレッチで身体の体温が上昇し、コップ一杯の水分で体温が下がるようにすることが重要になります。
まとめ
睡眠と肥満について解説してきましたがいかがでしたか。良い睡眠は、肥満防止にもつながり、ダイエットを効果的に行うことができます。毎日の生活習慣を見直していくことで快眠効果が期待でき、健康的に理想的な体型を維持することもできます。規則正しい生活を送ることで睡眠時間をしっかり確保することができます。健康に清々しい朝を迎えていきましょう。