日本人はかなり勤勉な民族だと言われていて、他の国よりも睡眠時間が短い方が多いです。
日本人の睡眠時間の短さが注目され、2017年の新語・流行語大賞では「睡眠負債」という言葉がノミネートされました。
今回はこの睡眠負債の意味や睡眠負債による健康被害、睡眠負債の解消法を紹介します。
睡眠負債とは?
睡眠負債とは睡眠不足が積み重なっている状態のことで、やがて身体の不調を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
適正な睡眠時間は7~8時間程度だと言われていますが、このラインを大きく越えている人と極端に少ない人が二極化しているのが日本人の睡眠の傾向です。
最近では音楽や音を通じて快適な睡眠を実現しやすい環境にはなりましたが、それでも睡眠時間が足りないと免疫力が下がって体調を崩したり、人によっては精神面で健康被害を被りやすくなります。
睡眠負債:睡眠不足が積み重なっていっている状態。免疫力が低下して体調不良
に陥りやすい。
睡眠負債を抱えているサインは?
以下のような症状が出ると睡眠負債が溜まっているサインとなります。
・朝時間通りにスッキリと起きれない
・平日より休日の睡眠時間が長い
・頭がぼんやりする
・喉が疲れやすい
・いつでも横になれば寝れる
この中のどれか1つは当てはまるといった方が多いと思われます。
気になる症状が出たら無理せず一度ゆっくり休息を取るようにすべきです。
睡眠負債の解消法は?
睡眠負債を解消するのに効果的な方法は主に以下の2つが挙げられます。
・朝に太陽の光を浴びる
・就寝する1時間前にはお風呂を済ませておく
朝に太陽の光を浴びると睡眠ホルモンの「メラトニン」を分泌してくれます。
メラトニンを分泌することで眠気をスッキリさせて、朝からしっかりと活動できるようになります。
また、朝に眠気をスッキリさせるだけでなく、疲れの取れる睡眠ができないと意味がありません。
寝る時は深部体温がだんだんと冷め始める頃に寝ることで、寝付けないといったことがなく、心地よくスッと入眠できます。
寝る直前にお風呂に入っても暑いままではリラックスして寝れないので、寝る1時間前までにはお風呂を済ませておくべきです。
まとめ
睡眠負債は抱え続けると体調不良になりやすいため注意が必要です。
睡眠時間を削ってでも頑張らないといけないこともあるかと思いますが、まとめて一気に負債を減らすのではなく、定期的に睡眠時間を確保して睡眠負債をちょっとずつでも減らすように心掛けてください。