今日の難読漢字は
「北げる」
「質す」
「詰る」
の3つです。早速いってみましょう!
目次
まず最初の難読漢字は「北げる」から!
「北げる」
小学校低学年で習った漢字ですが、簡単に見えて難しいですね。
「きたげる」「ほくげる」どちらも違います。
ではこれはなんと読むのでしょう?
「北げる」読み方のヒントは?
ヒントは「遠ざかろうとする」「抜け出して去っていく」という意味で使われる言葉です。
類語としては
「脱却する」
「逃れる」などが挙げられます。
「北げる」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「にげる」
です!
「にげる」という漢字は一般的に「逃げる」が使われますが、実は「北」という漢字にも「逃げる」という意味があります。
もともと「北」という漢字は人の姿から生まれたもので、右向きの人と左向きの人が背中合わせなっている姿を表現して作られています。背を向け離れていくイメージが「逃げる」という意味を持っているわけです。
「敗北」という言葉にも「北」の文字が入っていますよね。これは北に向かって逃げるという意味ではなく、負(敗)けて敵に背を向けて逃げる(北)という意味です。
よく知っている漢字も意外な一面を持っているのが面白いですね。
次の難読漢字は「質す」!
「質す」
「しちす?」「しつす?」どちらも違います。
「質」という漢字を他の読み方で使う機会はほとんどないので、なんと読むのか悩んでしまうのではないでしょうか?
「質す」読み方のヒントは?
ヒントは、この言葉は「わからないことや不明瞭なことを質問することで確かめる」場面で使います。
類語としては
「訊ねる」
「尋問する」などが挙げられます。
「質す」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ただす」
です!
「質問の真意を問い質す」
「事実関係を問い質す」などのように使います。
よく間違いを見かけるのが「問い正す」というもの。
間違ったことを「正す(ただす)」のではなく、不明瞭なことを質問して明らかにするという意味で「質す(ただす)」の漢字を使うというわけです。
また過ちや罪を追及する場合の「問いただす」は「糾す(ただす)」を使います。
どれも日常生活で使う言葉なので、しっかり間違えずに使いわけたいですね。
最後の難読漢字は「詰る」!
「詰る」
「つまる」と読んでしまったあなたは間違いではありません。けれども実際に使われるのは「詰まる」の方が一般的です。
他にも「詰める(つめる)」という読み方にも馴染みがありますね。
「詰る」読み方のヒントは?
ヒントは、この読み方をする時は「詰られる」といった使い方もします。「非難して問いつめる様子」を表す言葉です。
類語としては
「責めたてる」
「文句を言う」などが挙げられます。
「詰る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なじる」
です!
例えば
「彼女は彼の心変わりを詰った」
「その男は詰るような瞳でじっと見つめていた」
のように使います。
同じ「詰」の漢字を使った言葉で、相手を責め問いただす「詰問(きつもん)」という言葉があります。
似た意味の言葉ですが「詰問する」は「相手のミスや失敗を強く問い詰める時に使われ、「詰る」は「相手への不平不満をぶつけて非難する」といったニュアンスで使われることが多いといえます。
どちらもあまり体験したくない状況ですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!