今回の難読漢字は「冀う」「希臘」「些とも」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「冀う」
「冀う」の読み方をご存じでしょうか?
「輩(はい)」という字に少し似ていますが、「はいう」と読むのはもちろん間違いです。
と言われても「冀」という漢字自体を見たことがないという人も多いかも!?
これが読めたらかなりの漢字通だといえるでしょう。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「冀う」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇う」の5文字です
- 物事を強く願うこと
- 「両国の平和を冀う」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「冀う」の読み方!正解は!?
正解は「こいねがう」です!
よく聞く言葉ですが、かなりの難読漢字だといえるでしょう。
「冀う(こいねがう)」とは「物事を強く願う」「切望する」といった意味です。
一般には「乞い願う」と書くことが多いのですが、「希う」や「庶幾う」という表記もあります。
聞けば意味を理解できますが、日常では「こいねがう」という表現を使うことは滅多にないかも知れません。
この機会に漢字表記も覚えておいてくださいね。
2問目はこの漢字!「希臘」
「希臘」の読み方をご存じでしょうか?
「臘」というとんでもなく画数が多そうな漢字は「ろう」とも読めますが「きろう」ではありません。
「希臘」は国名なので、知らなかったらまず読めないのではないかと思います。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「希臘」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 通常はカタカナで表記します
- 星座を神々に見立てた「希臘神話」で有名な国
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「希臘」の読み方!正解は!?
正解は「ギリシャ」です!「ギリシア」と読んでも正解ですよ。
「希臘(ギリシャ)」はヨーロッパのバルカン半島南東部に位置する共和国で、首都はアテネです。
国土は3,000もの小さな島々からなっており、面積は日本の1/3ほど。
古代ギリシャ文明発祥の地であり、現代文明につながる数々の基礎を生み出した国でもあります。
ヒントで紹介した「ギリシャ神話」は、読まれたことのある方も多いかもしれませんね。
最後はこの漢字!「些とも」
「些とも」の読み方をご存じでしょうか?
「些か」と書いて「いささか」と読みますが、「いささとも」と読むのは間違いです。
では一体なんと読めばよいのか?
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「些とも」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇とも」の4文字です
- 2文字目は小さな「っ」です
- 「ほんの少しも」といった意味で使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「些とも」の読み方の読み方!正解は!?
正解は「ちっとも」です!
「些とも(ちっとも)」とは「ほんの少しも」「全く」といった意味で、「些とも~ない」のように、後に打消しの語を伴って使います。
「些」という字は「いささか」「わずか」「少し」といった意味をもつため、「些とも」は「ほんの少しも」といった意味になるのですね。
「些とも」は、一般にはひらがなで表記することがほとんどなので、漢字は知らなかった方が多いでしょう。
この機会にぜひ覚えておいてくださいね。