漢字読み講座

「畝雲」「溯及」「金泥」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「畝雲」「溯及」「金泥」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「畝雲」

「畝雲」の読み方をご存じでしょうか?

「畝」は「ほ」とも読めますが「ほうん」と読むのは間違いです。

これはかなりの難読かもしれませんね…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「畝雲」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 長い雲が波のように見える雲のこと
  3. 「層積雲」「くもり雲」ともいいます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「畝雲」の読み方!正解は!?

正解は「うねぐも」です!

空の低いところをロール状や層状となって群れを成して漂う、白または灰色の雲で、形が畑の「畝」のように見えることから「畝雲(うねぐも)」と呼ばれます。

畝雲は季節を問わず現れ、雨になる場合もありますが強くは降りません。

ちなみに正式名称は「積層雲」です。

空をプカプカと漂っている雲には様々な種類があります。

うろこ雲、すじ雲、入道雲、高層雲など、ネットで調べると色々出て来てなかなか面白いので、興味を持たれた方はぜひ一度調べてみてくださいね。

2問目はこの漢字!「溯及」

「溯及」の読み方をご存じでしょうか?

「さっきゅう」と読んでも間違いではありませんが、それは慣用読みです。

慣用読みとは、間違った読み方が世間に広まった結果、認められたもの。

「遡及」にはもう一つ、慣用読みではない本来の読み方がありますよ。

さて、あなたには「遡及」の本来の読み方がわかりますか?

「遡及」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 過去のある時点までさかのぼること
  3. 「過去の時点までさかのぼって影響力を及ぼす」という意味も

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「遡及」の読み方!正解は!?

正解は「そきゅう」です!

「遡及(そきゅう)」とは、ヒントでも示したように過去のある時点までさかのぼるという意味です。

特に法律用語として、過去にさかのぼって現在の法律の影響を受ける場合に使われることが多いでしょう。

「遡及」の「遡」という字には「朔(さく)」が含まれているため、読み間違えやすいので注意が必要です。

最後はこの漢字!「金泥」

「金泥」の読み方をご存じでしょうか?

そのまま素直に読むと「きんどろ」ですが、もちろん間違いです。

ポイントは「泥」の読み方にありますよ。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「金泥」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
  2. 日本画などに使われる顔料
  3. 「泥金」とも呼ばれます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「金泥」の読み方!正解は!?

正解は「こんでい」または「きんでい」です!

「金泥(こんでい/きんでい)」とは金粉を膠(にかわ)の液に溶かしたもので、日本画や仏像、写経などに用いられる顔料。

純金を使用しているということもありますが、膠から製造する工程には手間がかかるため、金泥はとても高価な顔料のひとつです。

「泥」という字は訓読みでは「どろ」ですが、音読みで「でい」と読みます。

「でい」と読む言葉には、他に以下のような例があります。

「泥酔(でいすい)」「汚泥(おでい)」「銀泥(ぎんでい)」「拘泥(こうでい)」

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!