漢字読み講座

「穿山甲」「浮石糖」「大八洲」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「穿山甲」「浮石糖」「大八洲」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「穿山甲」

「穿山甲」・・・何だかどこかの地名のような?どこかの山のような?

そんな風に見える漢字ですが、残念ながら違います!

意外な、とっても可愛い(!?)ものの名前なんですよ。

何と読むのか?

さっそく見ていきましょう!

「穿山甲」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです。

「穿山甲」はずばり、動物の名前です!

「甲羅(こうら)」の「甲」の漢字がついているとおり、甲羅に覆われている動物です。

アルマジロによく似ているけれど、アルマジロとは別の動物です。

読み方はひらがなで「〇ん〇んこう」の6文字です!

考えてみてくださいね。

「穿山甲」の読み方の答えは・・・

正解は、「せんざんこう」でした!

穿山甲(せんざんこう)は、全身の毛が変化したうろこに覆われた、哺乳類で唯一うろこを持つ動物です。

このうろこは珍しい伝統薬の原料となるため、「世界で一番密猟される動物」と言われているんですって・・・

そんな穿山甲(せんざんこう)は絶滅危惧種に指定されていて、毎年2月の第3土曜日が「世界センザンコウの日」に制定されています。

日本ではあまりなじみのない動物ですが、この機会にチェックしてみてくださいね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

2問目はこの漢字!「浮石糖」

「浮石糖」の読み方をご存じでしょうか?

「ふきせとう」とも読めますが、もっと一般的な言葉で読めますよ。

「糖」という字から、甘いものをイメージしますが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「浮石糖」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 一般にはカタカナで表記します
  3. 屋台でお馴染みの甘いお菓子です

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「浮石糖」の読み方!正解は!?

正解は「カルメラ」です!

「浮石糖(カルメラ)」は室町末期に日本へ入ってきたお菓子で、ザラメ糖と水を煮詰めて作られます。

サクサクとした軽い食感と仄かな甘みはどこか懐かしい味ですね。

「カルメラ」はポルトガル語で「caramelo」と書き、砂糖菓子を意味する言葉。

軽石に似た見た目をしているため、「浮石糖」と書いて「カルメラ」と読まれるようになりました。

また「泡糖」と書いても同じく「カルメラ」と読むことができます。

最後はこの漢字!「大八洲」

「大八洲」って読めますか?

だいはっしゅう」と読んだあなたは・・・残念ですが不正解です!

また、読み方だけでなく「大八洲」という言葉も使われることが少ないので、分からない人が多いのではないでしょうか。

「大八洲」は何と読むのか?

どういう意味の言葉なのか?

さっそく見ていきましょう。

「大八洲」の読み方のヒントは・・・?

それではヒントです。

「大八洲」の読み方は、ひらがなで「おおや〇〇」の5文字です!

「大」は「おお」、「八」は「や」と読みますよね。

それでは問題は「洲」の読み方です。

「洲」には、次のような意味があります。

  • 砂や泥が堆積してできた土地
  • 土砂が溜まって川や湖、海に現れた土地
  • 地球上の大陸

「洲」の読み方は「しゅう」「す」が一般的ですが、意味から読み方を考えてみてください。

「大八洲」の読み方の答えは・・・

正解は、「おおやしま」でした!

「大八洲(おおやしま)」とはずばり、古い日本の呼称なんです!

「大八洲」は、「大」きな「八」つの「洲(しま)」という意味があるんです。

「日本書紀」に書かれた神話によると、本州・淡路島・四国・九州・壱岐島・佐渡島・北陸道・鹿島半島の8つからなる日本を「大八洲」と呼んだそうなんです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!