今回は「気宇」「英听」「逸れる」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「気宇」
「気宇」の読み方をご存じでしょうか?
「けう」と読んでいる人も多いようですが、実は間違いです。
ということは…
もう、ほとんどの方が正解がわかったかもしれませんね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「気宇」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 心の持ち方を表す言葉
- 「気宇壮大」などと言いますね
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「気宇」の読み方!正解は!?
正解は「きう」です!
「気宇(きう)」とは、心構えや心の広さ、持ち方を表す言葉。
「気」には「気体」「水蒸気」という意味の他に、「様子」や「気持ち」「意識」「心」といった意味もあります。
さらに「宇」には「心」「精神」「度量」といった意味があるため、「気宇」と書いて心構えや心の広さを表すというのは納得がいきますね。
また、「器宇(きう)」と書いても同じ意味になります。
こちらも「器(うつわ)」という字が使われているので、まさに心の器の大きさを表しています。
ヒントで紹介した「気宇壮大(きうそうだい)」とは、心意気や度量が人並み外れて大きいということ。
なかなかそんな人物にはなれないですが、少しずつでも近づけたらいいですよね。
2問目はこの漢字!「英听」
「英听」の読み方をご存じでしょうか?
「英」は「英語(えいご)」でお馴染みの「えい」、「听」はあまり見たことの無い漢字ですが「きん」と読めるので、「えいきん」?
しかし、これでは何のことか意味がわからないですよね。
読み方を聞くと「な~んだ」ってなるのですが、知らないと想像もつかないかもしれません。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「英听」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 重さの単位のひとつ
- お金の単位としても使われています
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「英听」の読み方!正解は!?
正解は「ポンド」です!
「英听(ポンド)」とはアメリカなどの国で使われている質量の単位で「lb」を用いて表されます。
イギリスではお金の単位としてもポンドが使われていますよね。
日本では通常「ポンド」とカタカナで書かれるため、漢字表記を知っている方はほとんどいないのではないでしょうか。
アメリカでは重さの単位としてポンドとオンスが多く使われており、1ポンドは453.6gで、16オンスになります。
とてもややこしいですが「英听(ポンド)」の漢字表記と一緒にこの機会に覚えておくといいかも。
最後はこの漢字!「逸れる」
「逸れる」の読み方をご存じでしょうか?
一般には「それる」と読むことが多いのですが、実はもう一つの読み方があります。
音読みでは「逸材(いつざい)」や「逸脱(いつだつ)」の「いつ」ですが、もちろん「いつれる」ではありません。
さて、あなたにはもう一つの正しい読み方がわかりますか?
「逸れる」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇れる」の4文字です
- 人混みでは逸れやすいので気を付けて
- 「逸」には「はずれる」「失う」などの意味もあります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「逸れる」の読み方!正解は!?
正解は「はぐれる」です!
「逸れる(はぐれる)」は、以下の3つの意味を持つ言葉です。
- 一緒にいた人を見失って離れ離れになる 例)旅先で仲間と逸れる
- 機会を逃す 例)会社を首になって仕事に逸れる
- ~する機会を失う 例)忙しくて飯を食い逸れる
私たちが最も耳にする機会が多いのは、おそらく1番の意味でしょう。
また、「逸れる」の類義語としては「迷子になる」「離れ離れになる」「目標を見失う」「居場所がわからなくなる」などが挙げられますが、それぞれ少しずつ意味が異なるため注意しましょう。