漢字読み講座

「紙垂」「疫病み」「葦簀」これら3つの難読漢字が読めたら漢字マスター!

今回の難読漢字は「紙垂」「疫病み」「葦簀」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「紙垂」

「紙垂」の読み方をご存じでしょうか?

「紙(かみ)」と「垂れる(たれる)」なので、「かみたれ」と読むのは間違い。

また、どちらも音読みにして「しすい」と読むのも間違いです。

実はちょっと特殊な読み方が存在しますよ。

この言葉自体を知らなかったら、ちょっと読めないかもしれません。

ちなみに、今回の正解は2種類あります。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「紙垂」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと2文字または4文字です
  2. 神社などで見たことがあるはず
  3. 4文字で読む場合「紙」は「かみ」と読んでOK

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「紙垂」の読み方!正解は!?

正解は「しで」または「かみしで」です!

「紙垂(しで/かみしで)」とは、しめ縄や玉串などについているジグザグ状に切られた白い紙飾りのこと。

また、玉串とは神社の神主さんがお祓いをする際に手に持っている榊(サカキ)のことをいいます。

紙垂の意味にはいくつかの説があり、神聖な場所であるということを表しているという説や、稲が実る時期に雷が多いことから豊作を祈願して雷の形を表しているともいわれています。

2問目はこの漢字!「疫病み」

「疫病み」の読み方をご存じでしょうか?

「疫病」は「えきびょう」ですが「えきやみ」と読むのは間違いです。

もちろん「えきびょうみ」も違いますよ。

日常では使わない言葉なのでちょっと難しいかもしれません。

でも、少し頭を捻って考えてみてくださいね…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「疫病み」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇み」の3文字です
  2. 「悪性の流行病」を指す昔の言葉
  3. 「瘧」ともいいます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「疫病み」の読み方!正解は!?

正解は「えやみ」です!

「疫病み(えやみ)」とは、悪性の流行病のことを指す昔の言葉で、「瘧(おこり)」「わらわやみ」とも呼ばれます。

「瘧(おこり)」は間欠病のひとつで、多くの場合はマラリアのことを指しています。

ちなみに「疫病」は通常「えきびょう」と読まれますが「やくびょう」という読み方もありますよ。

また「疫病み」の類義語としては「流行り病」「流行病」「伝染病」「感染症」などが挙げられます。

最後はこの漢字!「葦簀」

「葦簀」の読み方をご存じでしょうか?

植物の「葦(あし)」と「簀の子(すのこ)」の「す」で「あしす」と読むのは残念ながら間違いです。

とはいえ、実は惜しいといえるかも!?

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「葦簀」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  2. 「葦(あし)」は他にも読み方があります
  3. 簾(すだれ)によく似たものの名前です

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「葦簀」の読み方!正解は!?

正解は「よしず」です!

「葦簀(よしず)」とは、夏場に窓などに立てかけて日よけとして使われる、葦を主な原料として作られたものをいいます。

よく似たものに簾(すだれ)がありますが、簾は竹が原料で窓の外に吊るして使う点が葦簀とは異なるところ。

「葦(あし)」は「よし」とも呼ばれるため、「よし」という呼び名を知らないと難しい問題でしたね。

近年は地球温暖化などによって夏の暑さが一層厳しくなっています。

エアコンを上手に使いながらも、葦簀や簾を用いて夏を少しでも涼しく乗り切りたいものです。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!