今日の難読漢字は
「腮」
「諛言」
「打棄る」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「腮」!
「腮」は、体のとある部分を表す漢字。
言葉自体はとても一般的。
人間にもあるのですが、部位の名前としては「魚」の方が有名かも?
さて、あなたは何と読みましたか?
「腮」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「えら」もしくは「あご」
です!
「腮」は、
「魚の「えら」に見立てた人間のあご」という意味の言葉です!
よく顎の付け根・耳の近くの骨が出っ張っていることを
「えらが張る」と言いませんか?
その「えら」を漢字で書くと「腮」となるんです!
「えら」と聞くと「エラ呼吸」などを思い浮かべるため、魚のことを思い浮かべがち。
ですが一般的に魚や魚類のエラについては「鰓」と魚偏の漢字を書きます。
月偏の漢字は、人間の体の部位を表した漢字が多いんです。
たとえば「腕」「脚」「腹」などがそうですよね。
今回の「腮」も月偏を使っていることから、人間の「えら」であると分別ができます!
ちなみに「腮」はほかに「あぎと」とも読みます。
これも「えら」という意味なのだとか。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
次の難読漢字は「諛言」!
「諛言」は、ちょっと皮肉的な言葉。
例文としては「諛言を呈する」なんて使います。
たとえば周りにも「上司に媚を売ってばかりの人」はいませんか?
そんな人がよく言っているのが「諛言」なのですが……
さて、あなたは何と読みましたか?
「諛言」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ゆげん」
です!
「諛言」は、
「へつらっていう言葉」という意味の言葉です!
「へつらう」とは「人の気に入るようにふるまう」「お世辞をいう」などの意味。
人に媚びるような言動のことを「諛言」と言うんです。
そもそも「諛」という漢字自体に「機嫌をとる」「へつらう」という意味があります。
この漢字を使った言葉も
- 「阿諛(あゆ)」=顔色を窺って、相手の気に入るようにふるまうこと
- 「媚諛(びゆ)」=こびへつらうこと
- 「面諛(めんゆ)」=人の目の前で、へつらうこと
など、機嫌取りに関する言葉ばかり!
「諛」この漢字が使われていたら、十中八九「皮肉の言葉」と覚えておきましょう!
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「打棄る」!
「打棄る」を、「うちすてる」と読んだ方はいませんか?
「うちすてる」なら漢字は「打ち棄てる」となります。
「打棄る」も意味はほぼ同じなのですが、読み方は異なります。
実は「相撲の技」としての方が有名かも?
さて、あなたは何と読みましたか?
「打棄る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「うっちゃる」
です!
「打棄る」は、
「投げすてる」「ほったらかしにする」という意味の言葉です!
またこのほかにも、
「相撲で寄ってきた相手を、土俵際でひねり外に出す」という技のことも指します。
そもそもは「うちやる」という言葉だったそうですが、
音声が変化して「うっちゃる」となったのだとか。
例文としては「資格勉強を打棄って飲みに出てしまった」なんて使います。
「捨てる」「放棄する」という意味の言葉ですが、
より強調し、完全に諦めて手放すという意味合いが強くなりますよ。
ただ、日常で使うことは少ないかも。
どちらかといえば相撲用語として見聞きすることが多いですね。
これを機にスマートに読めるようになりましょう!
どの漢字も、覚えておけば使いこなせます。
ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!