今日の難読漢字は
「貼用」
「愚弄」
「才媛」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「貼用」!
「貼用」を使うシチュエーションは結構あります。
「写真を履歴書に貼用する」
「切手を貼用して郵送する」
など、特別変わった意味があるわけではありません。
さて、読めるでしょうか?
「貼用」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ちょうよう」
です!
「貼用」は読んで字のごとく
「貼りつけて用いること」という意味。
例文でもわかる通り、意味はとっても明解なんです。
ですが「貼」という文字は、
普段は「貼る(はる)」という読み方がほとんどなので、
「ちょう」と読むのは難しいですよね…
「貼」という文字を「ちょう」と読む言葉は他に、
「貼付」でも使われます。
こちらも「てんぷ」などと読み間違えがちな漢字ですが、
正しい読み方は「ちょうふ」。
こちらの漢字はあまりに「てんぷ」と間違えられすぎて、
辞書にも「ちょうふの慣用句読み」と記載があるんです。
それだけ難しい「貼」の漢字の読み方。
正解できた方は自信を持ってOK!
間違えてしまった方も、明日からは堂々と使ってくださいね!
次の難読漢字は「愚弄」!
「愚弄」
どちらの文字も頻繁に使う漢字ではないですよね。
「愚」は訓読みで「おろか(愚か)」。
この漢字は「愚痴」「愚問」などで使われます。
「弄」は訓読みで「もてあそぶ(弄ぶ)」。
この漢字は「翻弄」「弄る」などで使われます。
さて、読めるでしょうか?
「愚弄」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「ぐろう」
です!
「愚弄」は
「人をバカにしてからかうこと」
という意味。
「弱者を愚弄する」
「愚弄されたと感じる」
などの例文があります。
似たような意味の言葉として
「揶揄(やゆ)」「嘲弄(ちょうろう)」という言葉もあります。
どちらも難しい読み方ですが、
意味合いは大体「人をからかうこと」で共通しています。
あまり良い意味の言葉ではないですが
小説の中では「愚弄されて激怒した」などの文章が出てきますし、
同様にニュースやエッセイなどでも見かける文字です。
「見たことはあるけれど、雰囲気で読んでいたなあ」
という方が多いのではないでしょうか?
読めなかった方も、
ぜひ明日からはしっかり「ぐろう」と読んでくださいね!
最後の難読漢字は「才媛」!
「才媛」
「才」の文字は「歳」の略字としてよく使われますよね。
また「才能」「天才」などでも使われます。
問題は「媛」。
一番見慣れているのは「愛媛県」での使い方ではないでしょうか?
でもここでの読み方は「ひめ」ではないですよ!
さて、読めるでしょうか?
「才媛」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「さいえん」
です!
「才媛」は
「高い教養や才能を持つ女性」
という意味。
以前は結婚披露宴のスピーチなどで
「新婦は県内有数の進学校を卒業した才媛で…」
などと、褒め言葉として使われていました。
似たような意味の言葉として「才女」
高い教養を持つ男性に対して使う「才子」という言葉もあります。
褒め言葉ではあるのですが、
現在は場面や世代、使う人によって
差別的表現に取られてしまうこともあります。
また、目上の方に使うのは失礼とされる言葉。
使いどころがなかなか限られる言葉なのです。
「TOEIC900点以上の才媛」など、
客観的指標で、誰が見てもすごい場合に使うのが良さそうです。
読み方は知っておいて損なし!
いざ「才媛」の言葉が出てきた時に、
スマートに読めるよう、覚えておきましょう!
もし全問正解できた方は自信を持って◎
読めなかった方もぜひ覚えてくださいね!
出典:コトバンク