「詳らか」
よく使われる漢字ですが、何と読むかわかりますか?
文字通りの意味を持つこの単語ですが、
「しょうらか」「くわしらか」とは読みません。
「詳らか」の読み方のヒントはコレ!
- ヒント1:「詳しい」を難しくした言葉
- ヒント2:「詳らかとなる」という言い回しもある
漢字検定準1級からの出題なので、
少し難しいでしょうか?
「詳らか」の読み方!正解は…?
「詳らか」の読み方、正解は……
「つまびらか」です!
意味は、文字通り「詳しいこと」を指します。
また、「物事の細部まではっきりしているさま」を
言い表すときにも使われますね。
読めなかった人も多いのではないでしょうか?
「右大臣の申さるる旨ことに詳らかなりとて、それをぞ用ひられける」
こちらは『愚管抄(ぐかんしょう)』の一文です。
『愚管抄』は鎌倉初期の史論書ですので、
昔から知られていた言葉だということがわかりますね。
「詳らか」の用例は?
「詳らか」という言葉は、どのようなときに使われるのでしょうか。
3つの用例をご紹介します。
- 詳らかな事情を説明しなければいけない
- 新しい仕事の内容が詳らかになった
- 今まで秘密にしていたことを詳らかにした
「詳らか」の言葉を使った文章は、知的に見えますよね。
難解な言葉ですが、ビジネスシーンで使用する機会もあるかもしれません。
「何て読むんだっけ?!」と慌てないためにも、この機会に覚えておきましょう!