睡眠の種類になると必ずといっていいほど出てくる、レム睡眠とノンレム睡眠。
よく聞く単語ですが意味は知らなかったり、なんとなく意味はわかるけど「どっちがレム睡眠でどっちがノンレム睡眠だっけ?」となってしまう方も多いと思います。
今回はそんなレム睡眠とノンレム睡眠についてお話ししていきます。
レム睡眠とノンレム睡眠の意味
レム睡眠とは
レム睡眠のレムとは「REM」とつづり、Rapid Eye Movementの頭文字を取ったもので「急速眼球運動」という意味です。
つまり、眠っている間に目がとても早く動いている状態の睡眠を指します。
なぜ眠っている状態なのに眼球が動くのかというと、実は脳が起きている状態だからなんです。
そのためこのレム睡眠の間に人は夢を見ることが多いとされています。
ノンレム睡眠とは
ノンレム睡眠とは「non-REM」とつづります。
つまりレムではないという意味で、ノンレム睡眠とは急速眼球運動が起きていない状態で脳、特に大脳がしっかりと休息している睡眠のことです。
ぐっすり眠っている状態というのはこのノンレム睡眠の状態のことだったんですね。
ちなみにこのノンレム睡眠には段階があり、寝入り始めのノンレム睡眠では深い睡眠段階にありますが、起床時が近づいてくるとノンレム睡眠の中でも浅い段階となっていきます。
レム睡眠とノンレム睡眠の関係
レム睡眠とノンレム睡眠の違いについて説明しましたが、ではこのふたつの睡眠の関係はどういうものなんでしょうか?
睡眠が開始すると徐々に深い眠り(=ノンレム睡眠)へと移行し、しばらくすると浅い眠り(=レム睡眠)へと変化します。
そしてこのノンレム睡眠とレム睡眠は交互に波のように繰り返すとされていて、ひとつの波がおよそ90分周期だということが脳波の検査によってわかっています。
それぞれのおよその割合としてはノンレム睡眠:レム睡眠=8:2となっており、睡眠時間のほとんどをノンレム睡眠が占めています。
まとめ
いかがでしたか?
睡眠の種類の話なので、具体的にこれからこうしたらいいですよというアドバイスができるものではなかったですが、みなさんの睡眠に対する理解が深められるお役に立てればと思います。
質の良い睡眠を得るために、睡眠についての知識を身につけていただけたら嬉しいです。