ここ数年続いている「麻辣」ブーム。
ヒリヒリ熱くなるような「辛味」とは一味違う
中華山椒(花椒)の「しびれ」にハマる人が増えています。
かくいう私もその一人。
担々麺や麻婆豆腐、火鍋など、「麻辣味」が目につくと
ついつい買ってしまうようになりました。
そんな生活をすること数年、さすがにもう目新しい物はなくなってきたかと思ったら
またまたカルディで見つけてしまったんです。
「麻辣香鍋(マーラーシャングォ)の素」、198円。
鍋、の文字が付いていたので鍋料理なのかと思いきや
パッケージの写真はどう見ても炒め物。
説明にも、「しびれ辛炒め」とあります。
調べてみると中国発祥の汁なし鍋料理で、
シンガポールなどでブームになっているようです。
日本でも数店専門店があり、ブームの兆しが見え始めています。
そんな料理が家庭で食べられるって嬉しすぎる…さすがはカルディ!
作り方も非常に簡単。
火の通りにくい根菜などから炒め、半分くらい火が通ったところで
「麻辣香鍋の素」を全部投入。
全体に回ったら肉を入れて色が変わるまで炒め
最後に葉物を入れて、
調味料の水気があらかた飛んだら完成。
「麻辣」ということでいわゆる麻婆豆腐のような匂いを想像していたのですが
クミンの主張がかなり強く、エスニックな香りがします。
辛さと旨味の効いたしっかりとした味ですが、
大きく切った蓮根や筍の甘味がまろやかにしてくれ
ひりひり舌が痛くなるような辛味はほとんどありません。
パッケージに「激辛」と書いてありましたが
カレーの辛口が食べられる人なら食べられる辛さだと思います。
ただ、食べ進めるうちにお腹の奥からぽかぽかしてきて、
気付くと運動しているときみたいに汗がだらだらでてきます。
だんだん唇がぴりぴりしびれてくる気持ちいい刺激。
たっぷり野菜とがっつりお肉のバランスもよく、
体を元気にしてくれる食べ物、という感じがします。
単なる「炒め物」ではなく「汁なし鍋」なのは一品で大満足だからなのかも。
しびれ辛炒めという名前からお酒のおつまみとして作ったのですが
お酒だけでなく、ごはんにも合いそうな味で
夫はごはんにのっけて食べていました。
これも確かにおいしそう!
見たことも聞いたこともない料理で、自分に作れるのか心配でしたが
カルディの調味料と、裏面の丁寧な説明のおかげで
普段は絶対に作れない料理と出会うことができました。
外食できない今だからこそ、自宅で異国の香りに触れてみてはいかがでしょうか。