今日の難読漢字は
「慮る」
「十」
「業」
の3つです。早速いってみましょう!
目次
まず最初の難読漢字は「慮る」!
「慮る」
「遠慮する(えんりょする)」
「配慮する(はいりょする)」などのように、使うイメージが強いこの漢字。
実は、漢字1文字でも読むことができるんです!
「慮る」読み方はひらがな5文字+る
ヒントは、ひらがな5文字!
これだけだと、わからないですよね(笑)
この言葉は「周囲の状況をよく考え、思いをめぐらす」場面で使われます。
類語としては、「熟考」「考察」などが挙げられます。
「慮る」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おもんぱかる」
です!
考えをめぐらすという意味の「思い量る(おもいはかる)」が音変化して、「おもんぱかる」と読むようになりました。
「おもんばかる」と読む場合もあります。
「父親の対面を慮る」
「今の自分には、相手の気持ちを慮る余裕がない」のように、相手の心情や対面などを思いやり、考えをめぐらせる時に使います。
訓読みの漢字に「ぱ」のような半濁点が入るので、なかなか読みづらいですが、すらっと読めたらかっこいいですよね!
次の難読漢字は「十」!
世の中には、不思議な読み方をする名字がたくさんあります。
「十」さん
もその1人。
ジュウさんもいらっしゃいますが、それ以外にも読み方があるので考えてみましょう!
「十」読み方のヒントは?
今回紹介する「十」さんの読み方は「も〇〇」さんです。
「十」の形をよく見てください。
「木」という漢字の「ハ」の部分がなくなった姿のように見えませんか?
木がなくなった姿……
木をもぎ取った姿です。
「十」の読み方、正解は……
「十」さんの正解は……
「もぎき」さんです!
木をもぎとった形をしているから「もぎき」なんですね。
もともとは「もげき」と読まれていたそうですが、現在では「もぎき」が一般的だとのこと。
現在は新潟県や北海道を中心にわずかに存在する、珍しい名字だと言われています。
一説によれば、およそ数十人のみの超レアだとも!
スマホやパソコンなどのデジタル画面で見るぶんにはわかりませんが、もぎきさんの「十」は漢数字の「十」と異なる漢字です。
紙面上に書く際には、縦棒の最後を跳ねる必要があるので注意してくださいね。
最後の難読漢字は「業」!
「業」
この字は「業務(ギョウム)」や「業腹(ゴウハラ)」など、音読みで使う機会が多くあります。
では、訓読みではなんと読むのでしょうか?
日常的にもよく使う読み方なので、一緒に考えてみましょう!
「業」読み方のヒントは?
「業」の訓読みには、「仕事」「つとめ」「行為」などの意味があります。
たとえば、工事中の敷地の、まだ固まっていないコンクリートの上……
一晩目を離したら、そこにはネコの足跡が!
「あっ!これは野良猫の〇〇だな!」(漢字2字で)
……のように使いますよ。
ネガティブな意味でも、相手の技量を賞賛するニュアンスでも、幅広く用いられます。
もうおわかりですね?
「業」の読み方、正解は……
「業」の正解は……
「わざ」です!
上記の文章ですと、
「野良猫の仕業(しわざ)だな!」と言うわけですね。
普段は「技」の字を当てはめることが多いですが、柔道などの「足技」も「足業」と書けますし、ほかにも
「神業」
「軽業」
「荒業」
などもありますよ。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!