- フルフィルメント瞑想ってなに?
- フルフィルメント瞑想にどんな効果があるの?
- フルフィルメント瞑想どうやって行えばいいの?
上記のような疑問に答えます。
結論を言えば、フルフィルメント瞑想には座禅やヨーガ瞑想、マインドフルネス瞑想と同様に多くのポジティブな効果があります。
現在はマインドフルネス瞑想がスティーブ・ジョブズやアメリカの大手企業が取り入れている影響で一般にも広がりを見せていますが、フルフィルメント瞑想も簡単に始められるということで少しずつ広がりを見せています。
そこで、本記事ではフルフィルメント瞑想とは?という基本的な部分からやり方や効果までを解説します。
これから瞑想を始めようと考えている方や、他の瞑想も試してみたい方などぜひ参考にしてみてください。
目次
フルフィルメント瞑想とは
まずはフルフィルメント瞑想とはどのようなものかを解説します。
フルフィルメント瞑想とはヤントラ(図形)・マントラ(言葉)のみを使用して行う瞑想法で、初心者の方でも自動的に瞑想状態に連れて行ってくれるのがの最大の特徴です。
フルフィルメント瞑想で利用するヤントラ(図形)とマントラ(言葉)とは下記の意味があります。
ヤントラ(図形)とはサンスクリット語で機械を意味する言葉で、神々の姿や宇宙のパワーを図形に表したものです。インドでは一般のお店や家庭に飾られているほど浸透しています。
一方でマントラ(言葉)とは日本語で「真言」と訳され、宗教的な祈りなどを持つ言葉を表したサンスクリット語です。
ヤントラ(図形)とマントラ(言葉)のみ使用するので、特別な準備が必要なく初心者の方でも始めやすいです。
そして、このフルフィルメント瞑想を広めたのはボブ・フィックスという方です。
フルフィルメント瞑想の生みの親・ボブ・フィックス
ボブ・フィックスは瞑想の世界では知らぬ人はいないほどの有名人で40年以上もの間、世界中で瞑想を教え歩いている人です。
幼少期から瞑想に触れていたボブ・フィックスはこれまで8万時間以上の瞑想を行なってきたとされています。
その結果、目で見ることができない高次元の存在とコンタクトを取ることができる「チャネリング」という能力に目覚めました。
さらにボブ・フィックスは、瞑想を世に広めるためにヨガ瞑想大学校まで設立し、ヨガに生涯を捧げています。
そして、ボブ・フィックスはヒマラヤの聖人の谷に住む、聖者ババジの導きを授かり、従来の瞑想法とは一線を画す、『フルフィルメント瞑想』を生み出しました。
フルフィルメント瞑想のやり方
- 公認の認定指導者からマントラを受け取る
- 指導者とともに瞑想を行なう
- 1日2回30分の瞑想を継続する
ここからはフルフィルメント瞑想のやり方について解説します。
手順は上記の通りです。それぞれの手順について簡単に解説していきます。
①公認の認定指導者からマントラを受け取る
まず、フルフィルメント瞑想は「公認の認定指導者からマントラを受け取る」ことから始まります。
プージャと呼ばれるセレモニーを認定指導者から受けることをしないと、フルフィルメント瞑想を行うことはできません。
なぜなら、効果を実感することができないからです。
そのため、指導者から指導してもらう必要があるのです。
しかし、一度プージャを受ければ次からは自らの力でフルフィルメント瞑想を行うことができます。
②指導者とともに瞑想を行なう
プージャを終えたら、指導者とともに瞑想を行います。
指導者の指導を受けながら、楽しんで瞑想を行うのが良いでしょう。
指導を受けた後は自分の手で継続していくので、指導者に瞑想のポイントなどを聞いておくと効果はさらに発揮できます。
③1日2回30分の瞑想を継続する
フルフィルメント瞑想は継続していくことで、効果を大きくしていきます。
継続は『1日2回30分の瞑想』を行なっていくことです。
朝と夕方、夜にそれぞれ行います。床や椅子など自分がリラックスできる場所で背筋を伸ばして座ります。
両手の親指と人差し指を結び輪っかを作ったら、目を閉じてそれぞれの手を両膝の上に置きます。
体勢を整え、目を閉じたら瞑想を行なっていきます。
この時、指導者から受けたマントラを心の中で唱えていきます。マントラを唱えていくと先述したヤントラが心の中で表れてきます。
これはマントラ(言葉)がヤントラ(図形)になって心の中に広がっていくためです。
マントラを繰り返し続けることで、心の中が空っぽの状態になっていき穏やかな気持ちになっていきます。
そして、この状態になっても継続させていき30分間瞑想を行います。
30分はキッチンタイマーなどで測ると効率的です。
フルフィルメント瞑想の効果
- 深い休息が得られる
- 体調が改善する
- 意識・才能を目覚めさせる
- 自分自身を愛せる
- 精神的に安定する
最後にフルフィルメント瞑想の効果について解説します。
効果はさまざま考えられていますが、主に上記の5つについての効果を解説していきます。
①深い休息が得られる
フルフィルメント瞑想は30分行うと、2時間30分~数時間の睡眠に匹敵するとされています。
さらに瞑想中だけでなく瞑想後の睡眠の質も上がるため、非常に深い休息が得られる効果があります。
ある実験では瞑想を行うと初めの2分間で約20%代謝が落ちるという結果が出ました。代謝が落ちるということは身体が休めているということです。
この数字は深く眠っている時の約2倍もの数値になります。
そのため、フルフィルメント瞑想は30分行うだけでも深い休息が得られるということになります。
身体の疲労が取れないや最近、良く眠れない人などはフルフィルメント瞑想の効果を実感するでしょう。
②体調が改善する
良質な睡眠を得られる効果のあるフルフィルメント瞑想はそのまま体調の改善にも繋がる効果があります。
瞑想にはストレス軽減の効果あるので、蓄積したストレスが減っていき精神的な疲れが取り除かれていきます。
そのため、瞑想を行なった多くの体験談で様々な不調の改善の報告が上がっています。
ストレスが軽減することは数値にも表れており、血中乳酸値と心臓の消耗を表す心拍数が共に30%減少したという研究結果があります。
血中乳酸値はストレスの指標となるもので、数値が減少していることはステレスが減少したことを示します。研究によると瞑想を10分以上行うと数値の減少が顕著に現れるとのことです。
心拍数は減少することで、心臓の仕事を減らすことができます。そのため、心拍数の減少は心臓の作業効率が上がったことを意味します。
さらに、研究では心拍数は減少したのにもかかわらず、血液循環は増加していることが判明しました。
体調が優れないと感じている人は1日2回の瞑想を取り入れてみると、効果が上がってくるのを実感できます。
③潜在的な意識や才能を目覚めさせる
フルフィルメント瞑想には自分の内面に眠っている意識や才能を目覚めさせる効果があるとされています。
人間は集中している時に最も力を発揮できるとされています。瞑想には集中力を高める効果もありますので、仕事や勉強に集中力を活かすことができます。
そのため、向いてる仕事に転職を行い成功を収める、続けてきた仕事が結果が出るようになるなど、これまで内面に眠っていた意識や才能を目覚めさせる効果が期待できます。
④自分自身を愛せる
フルフィルメント瞑想を行なっていくと自分自身を愛せるようになっていきます。
なぜなら、自分自身の考えに気付き、自己肯定感を高めていくからです。
人は「自分はまだまだ…」や「なんで自分はこんなことができないんだろう」など自己肯定感が低い人が多いです。
しかし、瞑想を行いリラックスをしていくと自分の考えに気づくようになっていきます。
例えば、お風呂の中で急に良いアイデアが閃いたという経験はありませんか?
これは突然湧き上がってきたものではなく、副交感神経が刺激されたことで頭の中が整理され、思考がクリアになったことで出てきたのです。
この時、あなたは「自分はまだまだ…」などのような思考は持っていないはずです。
瞑想にはお風呂の中でリラックスするような効果もあります。
そのため、自分自身の考えに気付き、「自分はこんなことがしたかったのか」と自分が見えてきます。
自分が見えてくると自己肯定感が高まり、自分自身を愛せるようになっていきます。
⑤精神的に安定する
フルフィルメント瞑想を行なっていくと精神的に安定します。
なぜなら、思考がクリアになっていきストレスが軽減されるからです。
ストレスの原因は「仕事が辛い」「人間関係が辛い」「満員電車が辛い」など人それぞれです。
瞑想は先述したように心の中が空っぽになる効果や血中乳酸値が30%減少した効果があります。
そのため、フルフィルメント瞑想を継続していくことで、ストレスが軽減するのに加え、先述したように自己肯定感が高まっていくので精神的に安定する効果があります。
フルフィルメント瞑想のやり方と効果についてまとめ
- フルフィルメント瞑想はヤントラ(図形)とマントラ(言葉)を組み合わせて行う瞑想
- フルフィルメント瞑想はボブ・フィックスが広めた
- やり方手順1:公認の認定指導者からマントラを受け取る
- やり方手順2:指導者とともに瞑想を行なう
- やり方手順3:1日2回30分の瞑想を継続する
- 効果1:深い休息が得られる
- 効果2:体調が改善する
- 効果3:潜在的な意識や才能を目覚めさせる
- 効果4:自分自身を愛せる
- 効果5:精神的に安定する
本記事をまとめると上記のようになります。
フルフィルメント瞑想はヤントラ(図形)とマントラ(言葉)のみを利用する瞑想なので、認定指導者からマントラを受け取れば後は継続して続けていくことができます。
多くの効果がありますので、これから瞑想を始めようと考えている方や、他の瞑想も試してみたい方などぜひフルフィルメント瞑想を取り入れてみてください!