漢字読み講座

【「すう」とも読みますが、それ以外で何と読む?】「枢」という字は他に3つの読み方があるんです!

よく海外の映画や書籍の中などに出てくる「枢機卿(すうききょう)」。

枢機卿は、「カトリック教会における教皇の最高顧問」を表わす言葉であることからも、とても重要な字であることは何となく伝わってきますね。

 

その最初の文字である「枢」。この1文字だけですが、「すう」以外の3つの読み方、あなたは分かりますか?

」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 3つとも「扉」に関係した言葉です。

ヒント➁ 「く〇〇」、「〇ぼ〇」、「〇〇ら」の3文字です。

 

」の3つの読み方の正解は・・・・?

正解は、「くるる」、「とまら」、「とぼそ」です!

 

この3つの言葉は、いずれも扉の大事な部分を指します。

「くるる」は、蝶番(ちょうつがい)の金具を使っていない、昔ながらの扉のことを指します。「枢戸(くるるど)」とも呼ばれていますね。

 

「とまら」は、その「くるる」における棒の部分を指し、

「とぼそ」は、「とまら」を差し込む穴の部分を指します。

「とまら」と「とぼそ」で、扉が回転する(開閉する)仕組みになります。

 

「枢の枢を枢に差し込む」なんて書いてあったら、もはや暗号です・・・。