「端倪」読み方のヒントは?
「倪」には「にらむ」という意味があり、字面が似ているものに「睨」があります。
読み方は一緒なので、「睨」がわかれば「倪」の読み方もわかります。
「端倪」の読み方、正解は…
「たんげい」と読みます。
意味は「推し量ること」です。
「推し量る」という意味をもつ熟語って、考えてみればいっぱいありますよね。
推量はそのままですが、推測・推理・推論・推察・推考・憶測・忖度…など。
微妙なニュアンスは違いますが、大まかな意味は似ていますね。
「倪」は「にらむ」という意味なので、端倪は端から端まで、つまりものごとの初めから終わりまで見通す、という意味になります。
どのような場面で用いるのでしょうか?
「端倪すべからざるしたたか者 」というふうに、「推し量れないほど(の人物)」を表現するときに使われます。
この例文からもわかるように、日常的な場面ではなく、歴史小説などでしばしばみられる言葉となっています。