今日の難読漢字は
「業」
「準える」
「傷なう」
「漸く」
「専ら」
の5つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
まず最初の漢字は「業」!
「業」
この字は「業務(ギョウム)」や「業腹(ゴウハラ)」など、音読みで使う機会が多くあります。
では、訓読みではなんと読むのでしょうか?
日常的にもよく使う読み方なので、一緒に考えてみましょう!
「業」読み方のヒントは?
「業」の訓読みには、「仕事」「つとめ」「行為」などの意味があります。
たとえば、工事中の敷地の、まだ固まっていないコンクリートの上……
一晩目を離したら、そこにはネコの足跡が!
「あっ!これは野良猫の〇〇だな!」(漢字2字で)
……のように使いますよ。
ネガティブな意味でも、相手の技量を賞賛するニュアンスでも、幅広く用いられます。
もうおわかりですね?
「業」の読み方、正解は……
「業」の正解は……
「わざ」です!
上記の文章ですと、
「野良猫の仕業(しわざ)だな!」と言うわけですね。
普段は「技」の字を当てはめることが多いですが、柔道などの「足技」も「足業」と書けますし、ほかにも
「神業」
「軽業」
「荒業」
などもありますよ。
続いての漢字は「準える」!
「準える」
「準備」「準優勝」など日常でよく使う「準」という漢字ですが「準える」と書くとなんと読むのかわかりますか?
「じゅんえる」ではありません。
「準える」読み方のヒントは?
ヒントは、他の似たものと比べて真似したり考えたりする時に使います。
類語としては
「重ね合わせる」
「模倣する」などが挙げられます。
「準える」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「なぞらえる」
です!
「なずらえる」と読むこともあります。
「その素晴らしいプレーを『彼はまるでベイ・ブルースのようだ』と往年の名プレーヤーに準えて報道するメディアもある」
「彼女はお気に入りの映画のセリフに準えて今の自分の思いを伝えようとした」
のように使われます。
会話で使われることはほとんどありませんが、ニュースや小説など文章で見かけることはありますよね。
実際にはひらがなが使われることが多い言葉ですが、漢字で書かれた時にすんなり読めるとかっこいいですね。
次の漢字は「傷なう」!
「傷なう」
なんだかSNSでよく見かけているあのフレーズみたいなイメージですね。けれども「きず、なう!」ではありません。
「傷なう」読み方のヒントは?
ヒントは、ものを壊してダメにしてしまったり、人の体や心にダメージを与える時に使います。
類語としては
「破損する」
「痛める」などが挙げられます。
「傷なう」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「そこなう」
です!
一般的に「そこなう」には「損なう」という漢字が使われますが、「傷」を使った「そこなう」という意味の言葉は色々とあります。
「損なう」の「損」と「傷」と合わせると「損傷」になります。まさに「傷」つき「損」なわれるという意味ですよね。
他にも、嘘や根拠のないあれこれを言いふらしてその人の名誉を傷つけそこねる言葉に「中傷」があります。
日常で「傷なう」を使う機会はほとんどないと思いますが、同じ意味を持つ「傷」を使った言葉を探してみるのも面白いですね。
続いての漢字は「漸く」!
「漸く」
たまに見かけるこの漢字。
常用漢字として「漸次(ぜんじ)」などのように使われますが、訓読みでの読み方は意外と思い出せない人も多いのではないでしょうか?
「斬(ざん)」という漢字に似ていますが、使い方は全く違います!
「漸く」読み方のヒントは?
ヒントは、「長い時間がかかって待ち望んでいたことが実現するさま」を表す漢字です。
そのほかに「苦労や手間をかけた結果、目標を達成した時」に使われることも。
仕事や勉強が終わったとき、つい口に出てしまいそうな言葉です。
類語には「ついに」や「いよいよ」などが挙げられます。
日常生活で、誰でも一度は使ったことがある言葉ですよ!
もうわかりましたね?
「漸く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ようやく」
です!
「長いテスト期間が漸く終わった。」
「騙されていたことに漸く気づいた。」のように使います。
普段よく使ったり、聞いたりする言葉でも、漢字にすると読めなかったりしますよね。
これを機会に、普段ひらがなで使っている言葉を漢字変換してみると、新たな発見ができるかもしれませんよ!
最後の漢字は「専ら」!
「専ら」
「専門家」「専攻」のように、「せん」と読むイメージが強いこの漢字。
実は、訓読みでの読み方もあるんです。
「専ら」読み方のヒントは?
ヒントは、「〇〇〇ら」のひらがな4文字です。
「一つのことに集中する様子」「ある一つのことを主とする」を表すときに使われます。
類語としては、
「ただただ」
「ひたすら」などが挙げられます。
「専ら」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「もっぱら」
です!
「専ら練習に励む」
「この地域では、君は専らの噂だよ。」のように、他のことに目もくれず、一つのことに集中している様子を表す言葉です。
「専」という漢字には「そのことだけを、一途に取り組む」という意味があるので、「専門家」であれあば、ある特定の分野においてのエキスパートという意味になります。
「もっぱら」は、ひらがなで表記されていることが多いため、使用するタイミングは少ないかもしれませんが、知っておいて損はないですよ!
まとめ
今日の漢字5つ、いかがでしたか?
想像力を膨らませてなんとか読めたのではないでしょうか?
日常で難読漢字が読めると楽しくなりますよね、またクイズに挑戦してくださいね(*^^*)
最後までお読みいただき、ありがとうございます!